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イーグルスQBハーツはジェッツ戦欠場、ミンシューが先発へ

2021年12月06日(月) 02:18


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Michael Ainsworth】

フィラデルフィア・イーグルスはナンバー1クオーターバックを欠いた状態でニューヨークでの勝利を目指すことになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはイーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツが足首の負傷が影響して現地5日(日)に行われるニューヨーク・ジェッツ戦を欠場すると報道。ハーツは正式にインアクティブ登録されている。

ハーツに代わって先発を務めるのはガードナー・ミンシューだ。元ジャクソンビル・ジャガーズQBのミンシューにとっては今季初先発となる。

シーズン第12週に対戦したニューヨーク・ジャイアンツとの試合で負傷したハーツは練習を3回連続して限定メニューにとどめており、試合に向けたステータスはクエッショナブルとされていた。

イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは水曜日、チームはハーツがニューヨークでプレーすることを「期待している」とコメント。シリアニHCは若干懸念がありそうだったが、その後、ハーツ自身も「準備はできている」と明かしていた。

しかしながら、金曜日になってシリアニHCはハーツがクエッショナブル状態であることを発表し、さらに、自身も他のコーチングスタッフも「準備が整っていない選手を出場させるつもりはない」と付け加えている。

ハーツの欠場が正式に決定したことで、ミンシューマニアがブロードウェイで自由に暴れまわる舞台が整ったと言えるだろう。2019年にジャガーズで先発してジェッツと対戦した際、ミンシューは279ヤードを獲得し、3回のタッチダウンを記録しているが、これをジェッツファンが思い出す必要はないかもしれない。

ミンシューは今年8月下旬にイーグルスにトレードされて以来、フィールドでプレーしたのはわずか14回のスナップであり、そのすべてが大勝したシーズン第8週のデトロイト・ライオンズ戦だ。

カリスマ性を持つ司令塔としてフランチャイズの基盤となる可能性があると見られていたものの、2021年はこれまでのところその価値を証明する機会を得られていない。イーグルスはミンシューに、少なくともハーツが回復するまでの間、有能な代役であることを証明してもらう必要があるだろう。

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