2021年がクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーのNFLでの最後のシーズンになるかもしれないという見方が広がっているものの、本人は今その話題を取り上げることに興味がない。

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバックであるロスリスバーガーは現地5日（日）にボルティモア・レイブンズを20対19で抑えた試合の後、これがラストシーズンになるとの見通しを何名かの元チームメイトや組織内部に向けて話したとの報道について尋ねられた。

『ESPN』のブルック・プライアーによれば、ロスリスバーガーは笑いながら「誰にもそんなこと言っていない」と話したという。

「正直言って、今はこの試合が終わったばかりだ。へとへとだよ。俺たちは何時間かプレーした。そういう感触だ。俺はそこに集中している。俺のフォーカスは（シーズン第14週の）ミネソタにあり、俺たちが準備しなきゃならないものにある」

「そういうことは全部、シーズンが終わった後に解決する。俺はいつでも1試合ずつ、1シーズンずつやってきた。そのやり方を続けるつもりだ」

39歳のロスリスバーガーはピッツバーグで18シーズン目を迎えている。6勝5敗1分のスティーラーズはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）の最後のプレーオフの座まであと0.5ゲームの位置につけているという状況だ。

ヘッドコーチ（HC）マイク・トムリンはラストツアー的な雰囲気がチームの妨げになるとの懸念をまったく抱いていない。

「管理しなければならないものは何もない。ベンはそれが問題になることを許していない。ベンは今やっていることだけに集中しているということを堅く表現してきた」と話すトムリンHCは次のように続けた。

「彼はこういったことについてはこの旅が終わってから扱うだろうし、私はそれについて彼と一緒にやっていく」

日曜日にホームでレイブンズを下した試合は、もしかしたらロスリスバーガーがライバルであるレイブンズとハインツ・フィールドで戦う最後のゲームだったかもしれない。ロスリスバーガーはこの試合でパス31回中21回成功、236ヤード、タッチダウン2回を記録し、スティーラーズは第4クオーターに3回のスコアリングドライブをまとめ上げている。

「俺は長いことそれをやってきた。この試合を楽しんだし、この試合を特に楽しんだ。ホームでファンの前で勝ったんだ。最高さ」とロスリスバーガーは話した。

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