ブレイディOC解雇は「純粋にフットボールのため」とパンサーズHCルール
2021年12月07日(火) 11:11カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)マット・ルールは現地6日(月)、攻撃コーディネーター(OC)ジョー・ブレイディを解雇したのは苦戦している攻撃陣を立て直したいからだと語った。
ルールHCは「彼の成功を願っているし、ここで過ごしてくれた時間にとても感謝している」と述べ、次のように続けている。
「われわれが良い方向に進むようにたくさんのことをやってくれた。ただ、フットボールの観点から、今、実行する必要があるような気がしたのだ。今後は、オフェンシブスタッフが毎日、毎週、集中して取り組んでくれることを期待している。これまでは第3ダウンやレッドゾーンなどのエリアを割り当ててゲームプランを練っていた。この割り当ては今後も変わらない。ジェフ・ニクソンは攻撃コーディネーターとしての責任と業務を担い、彼らと協力してプレーを指揮していく。もちろん、組織内のことはすべて私が監督し、今後は最高のフットボールができるように願っている」
日曜日にパンサーズを去ったブレイディ。ルールHCは報道陣に対し、土曜日にブレイディと会うはずだったが、相手の都合がつかなかったと明かしている。
ルールHCはこの決断が「純粋にフットボールのため」であり、ブレイディは若き優秀なコーチだと信じていると語った。
ルールHCは決定のタイミングについて「決断したのだ。だから、待つ必要などないと思った」と説明している。「正しい判断だと感じた。純粋にフットボールの話だ。前進していくにはこれが得策だった。オフェンスがもっと良いプレーをできるようになると思っている。誰かのためでも、何かのためでもない。ただ、オフェンスを前進させるのに最良の方法だと感じたのだ」
「これからの数週間、最高のコーチングと最高のプレーをしなければならない。しかし、バイウィークだったからこのタイミングが適切だと思った」
パンサーズが起用した当時、期待の新星だったブレイディは2019年のチャンピオンシップを目指すルイジアナ州立大学の攻撃陣がヤードとポイントを積み上げるのに一役を買ったことで称賛されていた。
ルールHCはブレイディの採用を後悔していないと語り、自らの安全地帯から抜け出したかったと強調している。
「この仕事を引き受けたとき、私は思い切って自分のコンフォートゾーンを超えようと決めた。それが失敗だったとは思っていない」
シニアオフェンシブアシスタント兼ランニングバックコーチであるジェフ・ニクソンを新コーディネーターに指名したルールHCはこれから、ボールをさらに多く動かしていくことに言及した。ルールHCはニクソンが今後もこの仕事を勝ち取るとは言っていない。
ルールHCは「これは今、彼がやるべきことであり、未来は未来だ。ジェフとオフェンシブスタッフには、点を取るための手助けをしてもらいたい。われわれはオフェンスでもっと点を取らなければならない。まずはコーチ陣が始めて、選手はそれを実行していくのだ」と述べている。
【RA】