テキサンズがベテランLBカニンガムをウェイバーに
2021年12月09日(木) 11:27ヒューストン・テキサンズはまた一人のベテラン先発選手と袂を分かつことにした。
テキサンズがラインバッカー(LB)ザック・カニンガムをリリースすると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に現地8日(水)に報じた。チームも追ってその事実を認めている。
ウェイバーにかけられるカニンガムは出場した10試合のうち7試合に先発し、チームの中で2番目に多いタックル67回をマーク。その一方で27歳のカニンガムは新型コロナウイルス(COVID-19)の検査に遅れたことでシーズン第13週の試合は欠場しており、今年に入ってから他にも何度か処分を受けていたとNFLネットワークのマイク・ガラフォロはつけ加えている。
ヘッドコーチ(HC)のデビッド・カリーは「われわれには基準がある」と述べた。「彼が常にそれを満たしているとは思えなかった。(カニンガムをウェイバーにかけることは)難しい決断ではなかった。チーム全体に関わることだ。決して一人の選手のことだけではない」
2020年にタックルを合計164回記録したカニンガムはNFL内でトップを飾っている。
カニンガムは2020年にテキサンズと4年5,800万ドル(約66億円)の延長契約を結んだ。チームは今シーズン、その契約を見直しており、2021年のベースサラリーは99万ドル(約1億1,300万円)に減らされているため、ウェイバーにかけられたカニンガムに興味を示すチームが出てくるかもしれない。テキサンズは2022年に1,283万ドル(約14億6,000万円)のキャップヒットを抱えることになる。
一世代前のベテラン選手を減らす中でカニンガムを放出したテキサンズは本格的な再建を進めている。
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