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ワシントンTEトーマスが2度目のIR入りで今季終了

2021年12月09日(木) 13:49

ワシントン・フットボール・チームのローガン・トーマス【AP Photo/David Becker】

Lトレインがついに2021年の終着駅にたどり着いてしまった。

ワシントン・フットボール・チームがタイトエンド(TE)ローガン・トーマスを故障者リザーブ(IR)リストに置いた。トーマスがIR入りをするのは今季2度目であるため、これで今季は終了することになる。

トーマスは現地4日(土)にワシントンが17対15でラスベガス・レイダースに敗れた試合で膝を負傷。当初行われたMRI検査の結果からは希望があるように見えていたものの、さらなる検査を続けるうちにチームは安全策としてトーマスをIRに置くことを決めた。

今季序盤に1回目のIR入りによって6試合を逃しながらも、トーマスはシーズン第12週に復帰して過去2週間でキャッチ6回、79ヤード、タッチダウン1回をマークした。今季全体の記録はキャッチ18回、196ヤード、タッチダウン3回となっている。

曲がりくねっている一方で魅力的なトーマスの旅路が、新たなケガによる急カーブに行き当たった。バージニア工科大学やNFLでのキャリア初期はクオーターバック(QB)だったトーマスは、2016年にNFLでプレーするチャンスを維持すべくタイトエンドに移行した。ポジション変更はすぐには成果につながらなかったものの、トーマスは次第にタイトエンドとしてやっていける兆候を見せ始め、2020年にはワシントンでキャッチ72回、670ヤード、タッチダウン6回をいう活躍を見せている。

このオフシーズンにワシントンはトーマスとの契約を3年2,400万ドル(約27億3,000万円)という内容で新たにし、遅咲きのタイトエンドが今後の武器になることに期待していた。その契約の1年目にトーマスは再びタイトエンドとしてのポテンシャルを示しており、負傷がなければさらに実り多いものになっていたはずだ。

とは言え、トーマスはオフシーズンにじっくりと膝の回復に取り組み、2022年にワシントンの攻撃陣でより重要な役割を担うことを狙っていくだろう。

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