今年で8年目を迎えるアート・ルーニー・スポーツマンシップ賞の32名の候補者が決まったとリーグが現地9日（水）に発表した。各NFLチームが1人の選手をこの賞の候補者として選出する。フィールド上で見事なスポーツマンシップの手本となった選手を表彰するのがこの賞だ。

この賞は2014年にピッツバーグ・スティーラーズの創設者であり、プロフットボールの殿堂のメンバーでもある故アート・ルーニー・シニアに敬意を表して誕生した。

NFLレジェンズ・コミュニティーに所属する元選手から成る委員会――ウォリック・ダン、2014年アート・ルーニー・スポーツマンシップ賞の受賞者であるラリー・フィッツジェラルド、プロフットボールの殿堂の一員であるカーティス・マーティン、そしてレオナルド・ウィーラーをメンバーとする――が32名の候補者からAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）から4名、NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）から4名で、合わせて8名のファイナリストを選ぶ。8名のファイナリストたちはNFLスポーツマンシップ賞のカテゴリーとして、今月に選手たちがプロボウルの投票を行う際に一緒に投票にかけられる。

この賞は毎年、フェアプレー、試合や対戦相手へのリスペクト、競技の中での品位などを含むスポーツマンシップをもっともよく体現した選手に贈られる。

【2021年アート・ルーニー・スポーツマンシップ賞候補者】

アート・ルーニー・スポーツマンシップ賞は現役NFL選手たちの投票によって決まる。8人のファイナリスト中から、各チームの選手は自分たちがウイナーに選ぶ選手に投票。プロボウルの投票と同様に、自分のチームに所属する選手に投票することはできない。

受賞者は“NFL Honors（NFLオナーズ）”の中で発表される。受賞者はNFL基金から贈られる2万5,000ドル（約280万円）を自分の決めたチャリティーに募金することが可能だ。

【過去のアート・ルーニー・スポーツマンシップ賞受賞者】

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