ブラウンズの選手8名がリザーブ/COVID-19リストに、強化プロトコル施行へ
2021年12月15日(水) 10:35現地18日(土)にラスベガス・レイダースとの試合を控えるクリーブランド・ブラウンズはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の問題への対処に追われている。
ブラウンズは火曜日、8人の選手がリザーブ/COVID-19リストに置かれたのを受け、NFLの重点的COVID-19プロトコルを施行することを発表した。COVID-19リスト入りした選手の6名はアクティブロースターにいるワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリー、タイトエンド(TE)オースティン・フーパー、オフェンシブタックル(OT)ジェドリック・ウィルズ、ガード(G)ワイアット・テラー、Gドリュー・フォーブス、ディフェンシブエンド(DE)タカリスト・マッキンリーであり、他の2名は練習生のWRジョジョ・ナトソンとTEロス・トラビスだった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはこれらの8名全員がウイルス検査で陽性だったと伝えている。
先週にはブラウンズのTEデイビッド・ジョク、ラインバッカー(LB)アンソニー・ウオーカーJr.、パンター(P)ジェイミー・ギランがリザーブ/COVID-19リストに置かれた。3人全員が、ブラウンズが勝利したボルティモア・レイブンズ戦には欠場している。
土曜日に組まれたレイダース戦は今のところ当初の通りに実施される予定だとペリセロはつけ加えた。ブラウンズは6名の先発選手がいない状態で準備を進めることになる。
ブラウンズのヘッドコーチ(HC)であるケビン・ステファンスキーは「昨シーズンを通じて見てきたし、今年も代役が立つのを見てきた。それがNFLのやっていることだ」と述べた。
「ケガやその他のことで、選手がいなくなり、代役が立つ。それが、このチームにわれわれが信頼する選手がたくさんいる理由だ」
火曜日のチームミーティングは強化プロトコルにしたがってバーチャルな形で行われた。さらに、プロトコルが定める各層にあてはまるメンバーは全員、屋内でのマスク着用が義務づけられる。
「われわれは仕事にとりかかる。それがわれわれのやることであり、これまでにやってきたことだ」と言うステファンスキーHCは「バーチャルミーティングを行い、練習場に出る。確実に戦いに備え、準備を整えるつもりだ」と続けた。
ブラウンズの発表の前にもNFLではCOVID-19の陽性者が次々と判明。36名のNFL選手――アクティブロースターの選手25名、練習生が11名――が検査で陽性だったために月曜日にリザーブ/COVID-19リストに置かれている。これは2020年にこのリストが設定されて以来、最大の数字だと『NFLネットワーク』のトム・ペリセロが伝えた。
月曜日にNFLは第1層と第2層の人員で「以前にワクチンを接種し、(アメリカ疾病予防管理センター/CDCの)ガイダンスの元で適格である者」は12月27日までに「ブースターショットを受けなければならない」とした。この内容は『NFLネットワーク』のマイク・ガラフォロが取得した覚書によって通知されている。ただし、選手はブースターショット接種義務の対象外となる。
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