WRベッカムが新型コロナ陽性、ラムズが強化プロトコルの対象に
2021年12月15日(水) 09:54近頃、NFL選手の中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が急増しており、ロサンゼルス・ラムズはその打撃を受け続けている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地14日(火)、ラムズのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムがCOVID-19の検査で陽性となったと報道。
30対23で勝利したアリゾナ・カーディナルス戦の直前にラムズがコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーをリザーブ/COVID-19リストに入れた翌日、ベッカムの陽性反応が確認された。また、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは火曜日、ラムズは強化したCOVID-19プロトコルを施行し、少なくとも水曜日まで施設を閉鎖するとも発表している。
第一報を伝えたのは、『CBS Sports(CBSスポーツ)』と『USA Today(USAトゥデー)』のジョシナ・アンダーソンだ。
ベッカムは火曜日にディフェンシブバック(DB)テレル・バーゲスやタイトエンド(TE)ブライセン・ホプキンス、DBジュジュ・ヒューズ、オフェンシブタックル(OT)アラリック・ジャクソン、ノーズタックル(NT)セバスティアン・ジョゼフ、ディフェンシブエンド(DE)ジョナ・ウィリアムス、セーフティ(S)ジョーダン・フラー、CBタイラー・ホールらと共にリザーブ/COVID-19リストに置かれた。一方、TEタイラー・ヒグビーはこのリストから復帰している。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のジョーダン・ロドリクによると、マクベイHCはこの状況を「類を見ないほど困難な挑戦」と呼んでいるという。
リザーブ/COVID-19リストに指定された選手は全員、ワクチン接種済みだとマクベイHCは明かした。このリストには他に、ランニングバック(RB)ダレル・ヘンダーソンとOTロブ・ヘブンスタイン、CBドンテ・ディーヨンが名を連ねている。
『Associated Press(AP通信)』のグレッグ・ビーチマンによれば、マクベイHCは「この影響を受ける人はもっと多いはずだ」と述べていたという。
マクベイHCのこのコメントはベッカムの陽性反応のニュースが流れる前のものだ。
ラムズは19日(日)にホームでシアトル・シーホークスとの対戦を控えている。
他にも、ウイルスの影響を特に受けているクリーブランド・ブラウンズは火曜日、強化したCOVID-19プロトコルを施行し、8名の選手をリザーブ/COVID-19リストに入れると発表。WRのジャービス・ランドリーとジョジョ・ナトソン、TEのオースティン・フーパーとロス・トラビス、OTジェドリック・ウィルズ、ガード(G)のワイアット・テラーとドリュー・フォーブス、DEタカリスト・マッキンリーら8名の選手は、検査で陽性反応を示したとNFLネットワークのトム・ペリセロが伝えている。他にも3名の選手がこのリストに置かれていたことにより、ボルティモア・レイブンズに勝利した日曜日の試合を欠場していた。
月曜日、NFLは第1層と第2層のメンバーで“以前にワクチンを接種し、(アメリカ疾病予防管理センター/CDCの)ガイダンスの元で適格である者”に12 月 27 日(月)までに“ブースターショットを受けること”を義務づけた。なお、選手は義務化の対象外だ。
【RA】