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2022年のサラリーキャップは最大額として合意された約236億円になる見込み

2021年12月15日(水) 08:43

フィールドに置かれたフットボール【Margaret Bowles via AP】

NFLの各チームが2022年に選手のサラリーに使える金額は大幅に増えるだろう。

NFLの2022年のサラリーキャップが2億0,820万ドル(約236億8,000万円)に上昇する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。今季に比べて2,570万ドル(約29億2,000万円)上昇するということだ。これは5月に2022年のサラリーキャップ最大額としてNFLとNFL選手会(NFLPA)が合意していた額に当たる。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックの影響で2021年のキャップが下がったことが、今回の大幅な上昇につながった。2020年のキャップは1億9,820万ドル(約225億4,000万円)だったが、昨シーズンは制限された観客数、もしくは無観客での試合が行われていたことから、2021年のキャップもそれに呼応して1億8,250万ドル(約207億5,000万円)に抑えられている。これは2018年以降で最も低い数字だった。そのことにより、各チームが創造的とも言える方法で枠内に予算を収めることを強いられた一方、一部のべテランフリーエージェント(FA)たちは2022年のキャップ上昇を見込んで1年契約を選ぶ傾向があった。

パンデミックが発生するまで、近年のNFLのサラリーキャップは毎年1,000万ドルから1,200万ドルほどの範囲で急上昇していた。

ペリセロと『NFLネットワーク』のイアン・ラポポートが12月5日にサラリーキャップ上昇の予測を伝えており、2023年にはさらなる増額が見込まれるとも指摘していた。

ペリセロらの報道以来の契約活動はそれほど多くないが、先週にはラスベガス・レイダースが2人のスペシャリスト――キッカー(K)ダニエル・カールソンとパンター(P)A.J.コール――との契約を延長している。

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