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チャージャーズQBハーバート、49ersのTEキトルらに第14週の最優秀選手賞

2021年12月16日(木) 10:02


サンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル【AP Photo/Aaron Doster】

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートが表彰されるにふさわしい成果を挙げる一方、サンフランシスコ・49ersのタイトエンド(TE)ジャージ・キトルのセンセーショナルな日曜日は本人に特別な週間最優秀選手賞をもたらした。

現地15日(水)にNFLがシーズン第14週の週間最優秀選手賞を発表し、キトルとハーバートがそれぞれの攻撃陣で見せた輝かしい働きがほめたたえられている。

ハーバートは2週連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のオフェンス部門最優秀選手賞に選ばれた。キトルは2018年第17週にダラス・カウボーイズのブレイク・ジャーウィンが指名されて以来、タイトエンドとして初めてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のオフェンス部門週間最優秀選手に選ばれている。

今季に3つの週間最優秀選手賞を獲得しているハーバートは、去る日曜日にニューヨーク・ジャイアンツを37対21で下した試合でタッチダウンパス3回をマークして勝利の原動力となった。ワイドレシーバー(WR)ジャレン・ガイトンへの59ヤードのタッチダウンパスで見どころを作ったハーバートは、この試合でパス31回中23回成功(74.2%)、パサーレーティング133.1、インターセプト0回を記録している。

49ersがオーバータイムにもつれ込んだ試合を26対23で制したシンシナティ・ベンガルズ戦で、止めることがほぼ不可能な存在だったのがキトルだ。キトルはキャッチ13回で151ヤード、タッチダウン1回をマークして、第14週のNFCオフェンス部門最優秀選手に選ばれた。前述した2018年のジャーウィン以来、いずれのカンファレンスでもタイトエンドが週間最優秀選手に選ばれたことはなかった。

カンザスシティ・チーフスのコーナーバック(CB)マイク・ヒューズはラスベガス・レイダースに48対9で勝利した試合でいくつかのビッグプレーを見せている。AFCディフェンス部門週間最優秀選手に選ばれたヒューズは、タックル9回、フォースドファンブル2回をマーク。さらに、23ヤードを返してタッチダウンを決めた見事なファンブルリカバリーもあった。

デンバー・ブロンコスがデトロイト・ライオンズを38対10で破った一戦では、ブロンコスのキッカー(K)ブランドン・マクマナスがパーフェクトなプレーを披露。マクマナスは5回のエクストラポイントをすべて成功させ、52ヤードのフィールドゴールも決めている。

ゲームの破壊者であるディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドは、ロサンゼルス・ラムズがアリゾナ・カーディナルスを30対23で倒したマンデーナイトフットボールで、おそらく今季で最も印象的なプレーを見せた。ドナルドはサック3回、タックル5回、タックルフォーロス3回、パスディフェンス1回という活躍で、相手攻撃陣の脅威となっている。

試合結果こそ敗北に終わったものの、俊足を誇るシカゴ・ベアーズのジャキーム・グラントにNFCのスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞が贈られた。45対30でグリーンベイ・パッカーズに敗れた試合の中で、攻撃陣の一員として46ヤードのタッチダウンキャッチもマークしたグラントが、フランチャイズレコードにあたる97ヤードのパントリターンからのタッチダウンを決めている。パント3回の平均ヤードは43.7だった。パントリターンが得点につながったのは、今季のNFLで初めてだった。

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