検査で陽性のイーグルスHCシリアニがCOVID-19プロトコルに
2021年12月23日(木) 08:40ワシントン・フットボール・チームに見事な勝利を収めた翌日、フィラデルフィア・イーグルスはしばらくの間ヘッドコーチ(HC)を失うことになった。
現地22日(水)、イーグルスはニック・シリアニHCがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の検査で陽性になり、リーグのプロトコル下に置かれたと発表した。しかしながら、チームはシリアニHCが日曜日にホームで行われるニューヨーク・ジャイアンツとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区戦で選手たちを導くことができるとの希望を持っている。チームによれば、シリアニHCには症状が出ており、24時間間隔で行われる検査で2回連続で陰性になってプロトコルを脱することができるまで、チームミーティングにバーチャルな形で参加する。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによれば、シリアニHCは自分が不在の間はパスゲームコーディネーターのケビン・パトゥーロがヘッドコーチの役割を果たすと語ったという。
3試合を残した段階で、7勝7敗のイーグルスは厳しいNFCのワイルドカード争いの中にいる。残る3試合のすべてがディビジョン内の試合だ。グリーンベイ・パッカーズがシーズン第15週にNFC北地区を制覇したため、NFCのプレーオフへの切符はあと6枚となっており、イーグルスはミネソタ・バイキングスやニューオーリンズ・セインツとカンファレンス内で7番手の戦績で並んでいる。
チームからすれば、コーチの不在は最悪の状況の一つだ。しかし、影響を受けているのはシリアニHCだけではない。水曜日にはニューヨーク・ジェッツのロバート・サラーHCが陽性になっており、日曜日に組まれているジャクソンビル・ジャガーズ戦に参加できない可能性がある。クリーブランド・ブラウンズのケビン・ステファンスキーHCとニューオーリンズ・セインツのショー・ペイトンHCは検査で陽性になったことが原因でシーズン第15週の試合を欠場。ステファンスキーHCには水曜日にチーム復帰の許可が出ている。
また、ダラス・カウボーイズのマイク・マッカーシーHC、アリゾナ・カーディナルスのクリフ・キングスベリーHC、シカゴ・ベアーズのマット・ナギーHCもそれぞれ今季に試合を逃している。
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