カウボーイズ戦を前にワシントンQBハイニケがリザーブ/COVID-19リストから復帰
2021年12月24日(金) 09:46ワシントン・フットボール・チームは代役を務めてくれたクオーターバック(QB)ギャレット・ギルバートに感謝しつつ、再びタイラー・ハイニケを先発QBに復帰させようとしているところだ。
ワシントンは現地23日(木)にハイニケをリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストからアクティブ登録したと発表。ラインバッカー(LB)デービッド・メイヨやタイトエンド(TE)テマリック・ヘミングウェイも同様にアクティブ登録した一方で、QBジョーダン・タアムをリリースしている。
ハイニケはリザーブ/COVID-19リストに置かれていたため、日程調整されたシーズン第15週を欠場せざるを得ず、ワシントンは早急に代役を探さなければならなかった。当時、バックアップQBのカイル・アレンもこのリストに入っていたため、ワシントンにはニューイングランド・ペイトリオッツの練習生だったギルバートと契約して火曜夜のフィラデルフィア・イーグルス戦に出場させる以外の選択肢が残っていなかった。
ワシントンのトータルヤードが237に対し、519ヤードを獲得したイーグルスはターンオーバー2回を喫したにもかかわらず10点差をつけて勝利し、ワシントンは苦杯をなめている。しかし、ギルバートはパス31回中20回を成功させて194ヤードを記録するなど、まずまずの成績を残した。
ワイルドカード進出は絶望的な状況にあるとはいえ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)最後の1枠獲得に向けて、ハイニケがチームを活性化してくれることを期待しているワシントンにとって、彼の復帰は喜ばしいに違いない。年々、調子を上げてきたハイニケはフルタイムの先発として安定してきており、過去5試合のうち4試合で90以上のパサーレーティングを記録している。
ワシントンを2年連続でポストシーズン進出に導くためには、ハイニケはあと数回、そういった好パフォーマンスを見せる必要がある。現在6勝8敗のワシントンがワイルドカードの座を獲得するには、日曜日に控えるダラス・カウボーイズ戦でミスする余地は少しもない。
【RA】