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QBメイフィールドは「立ち直り、強くなる」と考えるブラウンズHCステファンスキー

2021年12月29日(水) 17:50

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Ron Schwane】

NFLキャリアでおそらくワーストのパフォーマンスを見せてしまったばかりのベイカー・メイフィールド。何としても勝たねばならない2戦を残している今は、自身のエラーについて思い悩んでいる暇はない。

それはヘッドコーチ(HC)のケビン・ステファンスキーも同じだ。

「ベイカーも君たちに話したと思うが、あの夜は彼自身の基準に届くプレーができなかった。われわれは彼がハイレベルでプレーすることを期待している」とステファンスキーは『Cleveland.com』のメアリー・ケイ・カボットを通じて述べた。「自信ということに関して、クオーターバックというのはあまりに多くの称賛を集め、あまりに多くの非難を浴びるポジションだと思う。そういうものなんだ。だが彼は立ち直るだろうし、これからはもっと良くなるはずだ」

クリスマスにトップシードのグリーンベイ・パッカーズとの試合を迎えたメイフィールドは、ありきたりだが、そこそこのタッチダウン対インターセプト比を持っていた。ブラウンズファンからすると2021年のメイフィールドはインターセプトを投げた数の方が多いように感じられたかもしれないが、実際の比率は13対7だった。

最終的に24対22で敗れるまでに、試合を決したコーナーバック(CB)ラスル・ダグラスのものを含めて4つのインターセプトを浴びた今は15対11に変わってしまった。全体1位指名を受けてフランチャイズQB候補として迎えられた選手としては大いに期待外れの結果だ。

メイフィールドの2021年シーズンは記憶から消してしまいたいようなもので、多数のケガに泣かされた。彼は骨折を含めて肩を痛めたままプレーを続けており、他にも複数のケガを抱えている。シーズン第15週には無症状ながらも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性となり、リザーブ/COVID-19リストで過ごした。

メイフィールドにとっては試練の年であり、ブラウンズにとってもまたいら立ちの募るシーズンとなり、トレード期限の直後にワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが離脱するという事態にもつながった。メイフィールドはここまで62.4%のパスをコンプリートして2,825ヤードを獲得しており、前述の通りタッチダウン対インターセプト比は15対11で、ブラウンズは残り2試合を残して7勝8敗となっている。

それでも彼らは最後の2週間で勝利し、ロサンゼルス・ラムズ(第17週にボルティモア・レイブンズと対戦)とカンザスシティ・チーフス(シンシナティ・ベンガルズと対戦)から少しの助けを得ることができれば、まだ流れをひっくり返すことが可能だ。

メイフィールドが土曜日よりも良くならなければ、スコアボードを見守る必要はない。パサーレートで90以上を一度しか記録しなかった過去6週間よりは良くならなくてはいけない。

良い知らせもある。メイフィールドは今シーズン、惜敗を喫しながらもピッツバーグ・スティーラーズを相手にまずまずのプレーを見せており、第9週のベンガルズ戦では素晴らしい活躍で圧勝している。

ブラウンズが地区タイトルを取ってプレーオフに進みたければ、そしてまた、メイフィールドがこの先チーム内での非常に不安定な立場を強化したいと思うなら、ラスト2週間でそれと同等の力をフィールドで発揮しなければならない。

【M】