カーディナルスはプレーオフを考える以前に「大きな改善が必要」だと理解しているとキングスベリーHC
2021年12月29日(水) 18:47勝てば、行ける。
この3週間のアリゾナ・カーディナルスはそういう状況だった。そのたびに彼らはそれを達成できず、現在3連敗中だ。
最新の試合では敗れたものの、プレーオフに進めることは確定したが、ポストシーズンに行くことが彼らの狙いだったわけではない。フットボールチームとして成功することの方がヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーにとっては重要な意味を持っている。
「(資格を得ることを)一番に考えていたわけではない」と現地27日(月)、チームの公式サイトでキングスベリーは述べた。「われわれはただ改善し、より良いプレーをしようと努めてきた。それが焦点だった。2試合を残してプレーオフ進出が決まったのは成果だ。それは理解している」
「だが、われわれは次のステップについて考えるよりも先に、もっと大きく改善して、もっと良いフットボールをプレーし、試合で自分たちを傷つけるのをやめなければならない」
このところのカーディナルスは攻撃のアイデンティティーを失ってしまったように見える。爆発的なアタックは息を潜め、得点の機会を確実に利用することに苦しむようになってしまった。土曜日の夜はフィールドゴールの失敗が彼らの運命を決定づけたものの、これはキッカーだけのせいではない。
残り2週間となった今、カーディナルスはホームでプレーオフゲームを開くチャンスを得るために勝つ必要がある。苦戦している間に彼らはNFC西地区でロサンゼルス・ラムズに首位の座を明け渡してしまっており、2試合を残して1ゲーム差でリードされている。
もっと重要なこととして、カーディナルスはもう一度流れを軌道に乗せる必要がある。アリゾナのディフェンスはケガでJ.J.ワットを失ってから以前と同じではなくなってしまっており、ディアンドレ・ホプキンスが欠場しているここ2戦はオフェンスの生産性も低下中だ。最初の9試合の間は7試合で30点以上を稼いでいたはずが、過去6試合では1回しか30点を超えたことがない。
まだ状況を変えるための時間はある。だが、プレーオフに返り咲いたというだけではカーディナルスが大きく自信をつけることにはつながらない。スーパーワイルドカードの週末をロードでプレーすることになればなおさらだ。
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