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カウボーイズWRガラップがACL断裂でシーズン終了

2022年01月04日(火) 12:06

ダラス・カウボーイズのマイケル・ガラップ【AP Photo/Ron Jenkins】

マイケル・ガラップのシーズンが終わったのは確かだ。

現地3日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る関係者の話を元に報じたところによれば、ダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)であるガラップがMRI検査を受けた結果、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)をきれいに断裂していたという。ガラップのシーズンは終わった。

チームにとっては予想通りの知らせとはいえ、それでもなお心は痛むだろう。

カウボーイズがアリゾナ・カーディナルスにホームで敗れたサンデーゲームの前半に、ガラップはタッチダウンパスを華麗にキャッチした際に負傷した。

カウボーイズにとってディープフィールドにおける最強の武器であるガラップは確実なターゲットとして1対1ではアウトサイドでミスマッチとなっていた。ガラップはシーズン第1週に負ったふくらはぎのケガにより故障者リザーブ(IR)に置かれてシーズンの一部を欠場しているが、キャッチ35回、445ヤード、タッチダウン2回で2021年のシーズンを終えることとなった。

フリーエージェント(FA)を迎えるガラップにとっては残酷な終わり方といえる。元3巡目指名のガラップはトップクラスのプレーメーカーの一人としてオープンマーケットで高額な契約を結べるはずだった。ところが、25歳の彼は3月に向けてリハビリに励むことになる。

ケガをした後に契約できた選手は以前にもいるにはいるが、ガラップの可能性を数百万ドルも削ぐことになるだろう。スターレシーバーのアレン・ロビンソンもかつて同じような状況に置かれ、2017年にジャクソンビル・ジャガーズでのルーキー契約の最終年にACLを負傷している。ロビンソンはその後にシカゴ・ベアーズと3年4,200万ドル(約48億4,500万円)の契約を結んだものの、健康な状態での契約額を下回り、保証額も1,800万ドル(約20億7,700万円)に留まっている。それ以来、ロビンソンは自分の価値に見合った報酬を得るために戦ってきた。

ガラップのケガが彼のFAに支障をきたさないことを願うばかりだ。

カウボーイズの取締役副社長であるスティーブン・ジョーンズは月曜日に、可能であればガラップをダラスに残しておきたいと述べた。

ジョーンズは「彼はフリーエージェントがもたらすものを楽しみにしていたし、できればここダラスでそれを実現したいと願っていた」と『USA Today(USAトゥデイ)のジョリ・エプスタインに話している。「(キャップ上の)課題があることは分かっているが、ダラス・カウボーイズ、チームメイト、コーチングスタッフ、そしてこの組織以上にマイケル・ガラップのことを考えている者はいない。それだけ彼は優秀な選手だ」

ガラップが膝の負傷を理由に低額のオファーを受けるようなことがあれば、カウボーイズは彼の契約をキャップ内に収める方法を見つけて、2022年もダラスに留めることができるかもしれない。

【R】