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NFC第1シード獲得もパッカーズQBロジャースはシーズン最終戦に出場見込み

2022年01月04日(火) 12:06

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Ludtke】

レギュラーシーズンを1週間残してグリーンベイ・パッカーズはすでにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第1シードを獲得している。足の小指を骨折してからしばらく練習していなかったにもかかわらず、MVP最有力候補のクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースにシーズン最終戦を欠場するつもりはないようだ。

現地2日(日)夜に行われたミネソタ・バイキングス戦で勝利した後、ロジャースは報道陣に対してシーズン第18週に控えるデトロイト・ライオンズ戦に出場する予定だと明かした。ロジャースは寒い夜の試合でも、つま先は気にならなかったと付け加えている。

チーム公式記録によると、ロジャースは「つま先が何の問題もなく試合を乗り切れたのは初めてだった。試合前に痛み止めの注射を打たずにね。だからすごくいい感じ」と語り、次のように続けたという。「うれしかったよ。数週間前に、第1シードを取れたら2週間以上休めるかも、と考えていた時期も確かにあったけど、来週もプレーするし、デイバント(アダムス)にも、うちのメンバーにも出てもらいたいから、いい形でシーズンを終えて、バイをゲットできたらいいなと願っている」

パッカーズは翌週にロジャースとそのつま先を休ませられるかもしれない。ファーストラウンドバイを獲得すれば、ロジャースは1月22日(土)か23日(日)に行われるディビジョナルラウンドまで休養できるのだ。

ロジャースにとって、ポストシーズンに向けてボールを投げ続けることは、休息よりも重要だ。ロジャースはつま先の負傷のためにほとんどのセッションを欠席していたが、今週の練習には何度か参加できる可能性があると強調し、次のようにコメントしている。

「大きく後退することなく、6週間から8週間の期間で対応しようと考えていた。途中、何度か停滞したけど、今週も自分にとっては良かったし、体調も良かった。木曜日に練習することも考えたけど、精神的に100%の状態じゃなかった。金曜日は何の問題もなく練習したし、妨げるものもなく、とてもいい感じだった――さっきも言ったように、注射も打っていなかった。踏まれたり、問題が起きたりせずに試合を終えられたのは素晴らしいし、今週は2日間、練習できる可能性が十分にあると思う。金曜日は必ず練習するし、木曜日も参加できたら最高だ。それから、デトロイトでは何の問題もなく、いよいよ近づいてきたなって感じ。1週間くらいX線検査を受けていないけど、間違いなく、かなり治ってきているし、バイウイークには間違いなく100%の状態に近づいていると期待している」

無意味とも言える最終戦に先発組を出場させて負傷者を出してしまう可能性を避けるか、それとも彼らを何週間も休ませて感覚を鈍らせるリスクを避けるか。ファーストラウンドバイを獲得できるのは各カンファレンスで1チームしかない中、パッカーズはどのチームも議論していないような決断を迫られている。

ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは2週間の休息について「今の私にとっては、長い時間のように思える。その都度、判断していくことになる。明日は確実にスタッフと会話して、選手とも必ず話し、われわれにとって最善の決断を下す。しかし、今の私に言わせれば、彼らは来週、少なからずプレーすることになるだろう」と述べた。

「少し」がどの程度なのかは、まだ分からない。とはいえ、今のところ、ロジャースがジョーダン・ラブに手綱を渡したまま2021年シーズンを終わらせることはないだろう。

【RA】