NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）におけるプレーオフのシードに影響を与える可能性のあるシーズン第18週のあらゆる結果のうち、カウボーイズが現在の第4シードの位置から上昇できる筋書きは非常に少ない。それにもかかわらず、カウボーイズにはプレーオフの最初のラウンドを前に先発選手たちを休ませる意向はない。チームはレギュラーシーズン最終週の土曜日にピッツバーグ・スティーラーズと対戦する。

現地4日（火）、カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは毎週出演しているラジオ『105.3 The Fan（105.3ザ・ファン）』で「われわれはプレーする。われわれは勝利するためにプレーするつもりだ」と語った。

レギュラーシーズン終了前にプレーオフ進出を決めたカウボーイズのようなチームにとって、先発選手の一部を休ませるのが賢明な動きなのかどうかは永遠の問題だ。プレーオフでの立ち位置が完全に固まっているチームであれば、さらに議論の余地が生まれてくる。カウボーイズはそれとは異なっているものの、近い状況に置かれている。『NFL Research（NFLリサーチ）』によれば、シーズン第18週の結果としてあり得る引き分け以外の32のシナリオにおいて、カウボーイズがNFC第4シードを維持する筋書きは28を数えるという。

2つのシナリオ――カウボーイズの勝利がサンフランシスコ・49ers、シアトル・シーホークス、タンパベイ・バッカニアーズの勝利と結びついて生じるもの――のみが、カウボーイズを第3シードの位置に押し上げる。その他に、カウボーイズの勝利が49ers、シーホークス、カロライナ・パンサーズの勝利とからむ2つのシナリオにおいて、カウボーイズは第2シードを獲得可能だ。

ジョーンズは起こりそうもないシード順の上昇について言及しなかったものの、カウボーイズとイーグルスの試合が土曜日に組まれていることから、すでに休息の時間を他よりも長く得ている点に触れた。

「2つのやり方についての議論があるのはもちろんだが、私はプレーすることを好む。今回のケースにおいては、われわれはラストゲームと最初のプレーオフゲームの間に追加の休息日を手にしている」と言うジョーンズは「そこへ出て行って実行し、来週にプレーするプレーオフゲームであるかのようにやることが、自分たちにいっそう役立つと思う」と続けている。

その上、カウボーイズはピークパフォーマンスでイーグルス戦に臨めるわけではないようだ。カウボーイズはプレーオフ初戦で再び相まみえる可能性が高いアリゾナ・カーディナルスから日曜日に黒星をつけられており、まだ片付けなければならない問題がある。

バックアップメンバーが形成する先発ラインアップでは、問題解決は成らないだろう。

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