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ジャガーズにまさかの敗北でプレーオフを逃したコルツ

2022年01月10日(月) 08:34

インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Photo/Gary McCullough】

インディアナポリス・コルツにとっては至ってシンプルな条件だった。2勝14敗の戦績でハロウィーン以降に20点以上を獲得したのはたった1回、2022年ドラフト全体1位指名権を手にする可能性が濃厚だったジャクソンビル・ジャガーズに勝てば良かったのだ。

しかしながら、下馬評の見立てとは裏腹に、現地9日(日)、コルツはジャガーズに26対11でまさかの敗北を喫した。9勝8敗となったコルツにとってさらに事態を悪化させたのはピッツバーグ・スティーラーズがボルティモア・レイブンズに勝利したこと。これにより、コルツはプレーオフ争いからの脱落が決定した。

コルツを率いるフランク・ライクHC(ヘッドコーチ)は試合後、「今現在の状況でここにこうしていることはまったくもって予想していなかった。これとは違う。今週の練習は順調だった。1週間を通してしっかりと準備できていたし、毎日、ミーティングもすべて、ずっと良いエネルギーを感じていた。3つの素晴らしいプランがあると思っていた。選手たちもばっちり合わせてきていると思っていた。ただ、今日はそれができなかった。コーチングもプレーもうまくいかなかった」と明かしている。

コルツはシーズン第16週までに、プレーオフ進出を確定させているバッファロー・ビルズやニューイングランド・ペイトリオッツ、アリゾナ・カーディナルスを撃破するなど過去10試合のうち8試合で勝利を収めていた。しかし、シーズン第17週に対戦したラスベガス・レイダース戦はフィールドゴールを決められて落とし、ホームでプレーオフ進出を確定させるチャンスを失った。

そして迎えた最終戦。コルツはジャガーズを相手にボールを動かすのに苦戦し、相手クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスにルーキーシーズンで一番のプレーを許し、13対3とリードされた状態でハーフタイムに突入していた。後半には、すでに大きく引き離されていた中で何度もターンオーバーを喫し、エンドゾーンに到達したのは今季最後のポゼッションだけ、23点差を15点差にしてシーズンを終えている。

ライクHCは1勝4敗で始まったシーズンを振り返り、「そういう形で始まったシーズンだ。われわれの手からは離れていた。自分たちのやり方で戦い、もう一度、自分たちの手に取り戻すために取り組んできた。シーズン最後の2週間は結果の通りだ。ヘッドコーチである私に端を発し、どうすれば今シーズンを正しく締めくくることができたのかを考えなければならない」とコメントした。

「チャンスはあり、自分たちの運命をコントロールすることもできたはずが、それを成し遂げられなかった」

【C】