あれほど引き分けを願ったことはなかったとチャージャーズQBハーバート
2022年01月11日(火) 17:27ロサンゼルス・チャージャーズは勝利するためにラスベガス・レイダースとのサンデーナイトゲームを迎え、引き分けを願いつつこの試合を終えた。だが、チャージャーズはそのどちらも手に入れることはできなかった。オーバータイムの時間切れ直前で、レイダースのキッカー(K)ダニエル・カールソンが決勝点となるフィールドゴールを決めた。
チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートは「俺の人生であれほど引き分けを願って応援したことはなかった」と『Associated Press(AP通信)』に語っている。
「かなりの接戦となると、そういう部分が残念だ」
レイダースのランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスが7ヤードのランを行った後、オーバータイムの残り38秒時点でチャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーがタイムアウトを要請した。この決断は試合後にさまざまな議論を呼んだが、HC初年度だったステイリーはレイダースのランをスローダウンさせるためにタイムアウトしたと話している。
『L.A. Times(L.A.タイムズ)』によれば、ステイリーHCは「適切なグループ化が必要だった。われわれは彼らがランでボールを運んでいるように感じていた。したがって、そこを置き換えてフィールドゴールを深める場所でプレーしたかった」と述べたという。
しかし、その動きはうまくいかなかった。ジェイコブスは10ヤードをダッシュし、カーソンに47ヤードのフィールドゴールをお膳立てしている。
ステイリーがタイムアウトした後、レイダースが引き分けのために戦っていたのではないかとの見方と共に、ソーシャルメディアでは大きな騒ぎが起こった。とは言え、レイダースには勝つことでカンザスシティ・チーフスと最初のラウンドで当たることを避けられるというインセンティブがあった。しかしながら、レイダースQBのデレック・カーは試合後、タイムアウトによってベガスのプランが変わったことを示唆している。
『NBC』のミッチェル・タフォイヤによれば、カーは試合後のインタビューで「間違いなく、そうだった。明らかにね。でも、どうなろうと自分たちが引き分けを望んでいないことを、俺たちは分かっていた。俺たちはフットボールゲームで勝つことを望んでいたんだ」と話したという。
タイムアウトそれ自体がチャージャーズを陥れたわけではない。ランを止められなかったことが、敗北につながった。サンデーナイトにチャージャーズを痛めつけたのはそこだった。アキレスのかかとが、シーズンの最も重要な局面であらわになったのだ。
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