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シーズン第18週に落とした49ers戦は「影響ない」とラムズHCマクベイ

2022年01月12日(水) 11:39

ロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップ【NFL】

ロサンゼルス・ラムズはサンフランシスコ・49ers相手に、前半で稼いだ大きな点差を逆転されてまたしても敗戦を喫しながらも、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区のタイトルを手にすることができた。ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは、チームの最終目標に向けて今回の敗戦は影響のないものだと考えている。

マクベイHCは「いつだって過去の経験を活かしてプレーオフに臨むことができる」とチームの記者団に述べた。「勝つか負けるかは、どのようなレンズを通して見ても、チームのパフォーマンスにはあまり関係ないと言える。だから、この負けはわれわれにとって“影響ない”と言うことにする」

昨年のタンパベイ・バッカニアーズのように、勢いに乗ったままポストシーズンに臨んだチームがそのまま連勝を続けるケースもある。一方で、2007年のニューヨーク・ジャイアンツのように、レギュラーシーズンの最終戦で失速したチームがポストシーズンで持ち直した年もあった。

前半残り7分弱で17対0とリードしていたサンデーゲームは、2017年の着任以来、マクベイHC率いるチームにとって最も大きな点差をひっくり返された試合となり、ラムズは2014年のダラス・カウボーイズ戦で21点差を逆転されて以来、最大の反撃を許した。シーズン第18週を迎えるまでマクベイHCはハーフタイムにリードしている試合で45勝0敗を記録しており、グリーンベイ・パッカーズで1926年から1933年にかけて49連勝をマークしたカーリー・ランボーHCに次いで、NFL史上(プレーオフを含む)2番目となる。

悔しい敗戦ではあったが、ラムズをポストシーズンゲームの開催地に押し上げたそれまでの5連勝を帳消しにするものではない。

マクベイHCにとって鍵となるのは、選手たちにその苦い思いを忘れさせることだ。

ポストシーズンで楽しみにしていることを聞かれたマクベイHCは、「立ち直るチャンスがあることだ。このチームはそれができることを示してきた」と答えた。「もちろんどの試合も勝つつもりで臨んでいる。だが、幸いにも、そして前向きなアプローチとして重視するのは、17試合で12勝を挙げてディビジョン優勝を果たせたことだ。選手は準備ができていて、全力で戦った。ただ、プレーが十分じゃなかっただけさ。そして、それを実現する方法を見つけやすくするために、コーチとしてやりたいことは確かにある。それでも、プレーを続けられるチャンスがあることに感謝しているし、それが自信にもつながっている」

ラムズは現地17日(月)の夜にホームのSoFiスタジアムでアリゾナ・カーディナルスを迎え撃つ。マクベイHC率いるチームはシーズン最終戦でつまずいたかもしれないが、カーディナルスはシーズン第13週のラムズ戦を含む過去5試合中4試合で敗れており、終盤にかけて不振に陥った。両チームによる2021年シーズンの対戦成績は1勝1敗となっている。

【R】