2022年NFLドラフト、上位19名のうち3名の指名権はイーグルスに
2022年01月17日(月) 09:37フィラデルフィア・イーグルスの2021年シーズンはスーパーワイルドカード週末でタンパベイ・バッカニアーズに31対15で敗れて幕を閉じたが、イーグルスはこれで2022年NFLドラフトでの1巡指名権を3つ確保した。
イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンは全体15位指名権(マイアミ・ドルフィンズより)、全体16位指名権(インディアナポリス・コルツより)、全体19位指名権と、1巡目指名権を潤沢に保有している。イーグルスは最下位の成績(9勝8敗)でポストシーズン進出を果たすもワイルドカードラウンドで敗退したため、全体19位指名権を確保した。
ポストシーズン進出後に1巡目で3件の指名を行うのは2013年のミネソタ・バイキングス以来となる。バイキングスはその年に元ディフェンシブタックル(DT)シャリフ・フロイド(全体23位)や、コーナーバック(CB)ゼイビア・ローズ(25位)、ランニングバック(RB)コーダレル・パターソン(29位)を指名した。
オフシーズンに入るにあたり、イーグルスはエッジラッシャー、セーフティ(S)、ワイドレシーバー(WR)を最も欲している。先発Sアンソニー・ハリスやロドニー・マクロードをはじめとし、エッジラッシャーのディフェンシブエンド(DE)デレック・バーネットやライアン・ケリガンも3月にはフリーエージェント(FA)になる予定だ。イーグルスは直近2年のドラフトでどちらも1巡目指名権をワイドレシーバーに費やしたが、2021年ドラフトで1巡目に指名したWRデボンタ・スミスを補完する選手を見つけることは今後数カ月間も引き続き優先されるだろう。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地16日(日)朝に伝えたところによると、先発クオーターバック(QB)に関してはジェイレン・ハーツがフランチャイズQBになるべく、今後もしばらく担っていくという。しかし、バッカニアーズ戦での苦戦(パス43回中23回成功で258ヤード、タッチダウン1回、インターセプト2回、ラン8回で39ヤード)を考えると、シーズン全体が好調であっても、最後の不本意な結果が将来の司令塔に関するうわさを鎮めることはないだろう。イーグルスがその気になれば新たなシグナルコーラーの獲得に動けるだけの十分なドラフト資本を保有しているのは確かだ。
【RA】