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プレーオフで49ersに敗れて「非常に残念」とカウボーイズオーナー

2022年01月17日(月) 15:12


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Brandon Wade】

ジェリー・ジョーンズのスーパーボウルへの再挑戦は少なくともあと1年、待たねばならなくなった。

ダラス・カウボーイズは現地16日(日)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)ワイルドカードラウンドでサンフランシスコ・49ersに23対17で敗れている。

『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のマイケル・ゲールケンによれば、カウボーイズのオーナーを務めるジョーンズは試合後に報道陣に対して「非常に残念だ。非常に失望している。ファンもがっかりだろう。かなり期待外れだ。われわれは負けた」と語ったという。

スタートで出遅れたカウボーイズは前半に13対0というピンチに陥り、23対7で第4クオーターに突入。オフェンスは不安定で、ディフェンスは49ersに苦しめられ続けた。繰り返し墓穴を掘ったカウボーイズは最終的に89ヤードに及ぶ14のペナルティを科せられている。

カウボーイズは最後のポゼッションで勝利するチャンスを得て反撃を開始。しかし、残り14秒で走ったクオーターバック(QB)ダック・プレスコットの判断は、審判がボールを定位置に置く前に終了時間を迎えたという結果からすれば、賢明ではなかった。

好発進を切った12勝5敗のシーズンがこのような結末を迎えたことについて、ジョーンズは腹を一発殴られたようなものだとつけ加えている。

プレスコットやワイドレシーバー(WR)のアマリ・クーパー、シーディー・ラム、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットらが率いるスター揃いの攻撃陣と、AP通信ディフェンス部門年間最優秀選手賞の有力候補であるアウトサイドラインバッカー(OLB)マイカ・パーソンズによって強調された守備陣を擁していたにもかかわらず、プレーオフ第1ラウンドのホームゲームで敗れた事実を飲み込むのは、カウボーイズにとって難しいことだろう。

ジョーンズは「こういった組み合わせの選手が集まれば、NFLでどうなるかは周知の事実なのだから、成功させないといけなかった。全体として、ベストなものを取り上げ、改善が必要なものを追加するように設定されているのだ。人材面ではベストな状態にあると思っている」と述べた。

ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーはメンタルエラーと土壇場での失敗が目立ち、1試合で敗退したポストシーズンに対する責任を必ずとるだろうが、ジョーンズはコーチの将来についての話には触れないと言い、「こんな時にそういったことを議論する気にもならない。検討もしていない。試合がそれを物語っている」とコメントしている。

【RA】