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WRアイユークは49ersで最後のスナップを終えたとリンチGM が断言

2026年01月22日(木) 12:06

サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【Cooper Neill via AP】

ワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークのサンフランシスコ・49ers在籍期間が、いよいよ終わりを迎えつつある。

現地21日(水)、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチがアイユークの去就について問われ、そうした見方を明確に示した。

「彼が49ersで最後のスナップを終えたと言って差し支えない」とリンチは語った。

アイユークの退団は、すでに既定路線となっていた。49ersは11月下旬に、契約に含まれていた2026年の保証金を無効化し、12月中旬にはアイユークをリザーブ/離脱者リストに登録。2024年に負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂の影響で、アイユークはPUP(身体的にプレー不可/故障者)リスト入りしたままシーズンを過ごし、事実上、開幕することすらなかったシーズンはそのまま終わりを迎えた。2026年分として残っていた2,700万ドル(約42億7,248万円)の保証から解放された49ersは、巨額のデッドキャップを回避する形でアイユークとの関係を清算することが可能だ。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、6月1日以降にリリースすることで、1,460万ドル(約23億1,074万円)のキャップヒットのうち630万ドル(約9億9,710万円)を節約できる見込みだという。

アイユークと49ersの関係が悪化した経緯は、水曜日に示された。リンチとヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンによると、アイユークは明確な理由が分からないままチーム施設に来なくなり、連絡も取らなくなったという。

「正直なところ、全員が困惑している状況だ。いまだに、その理由をはっきりと理解できていない」とシャナハンは語った。

アイユークは49ers在籍中、気まぐれな一面も併せ持つレシーバーとして知られてきた。2022年と2023年に2年連続で1,000ヤード超えを記録し、特に2023年にはレシーブ75回、1,342ヤード、タッチダウン7回を挙げるブレークアウトシーズンを送っている。その成功を背景に、アイユークは高額な長期契約を求める姿勢を強め、49ersとの契約交渉は長期化。トレードを要求する事態にまで発展し、ピッツバーグ・スティーラーズとの取引が成立寸前まで進んだこともあった。さらに2024年のプレシーズンには、ホールドインを続けるなど、チームとの関係は次第に不安定さを増していった。

両者は2024年レギュラーシーズン開幕直前に合意へと至った。契約内容は4年総額1億2,000万ドル(約189億9,720万円)で、契約時点で4,500万ドル(約71億2,395万円)が保証され、保証総額は7,600万ドル(約120億3,156万円)となっている。アイユークはその後、7試合に出場したものの、カンザスシティ・チーフスに敗れた試合で膝を負傷し、シーズン終了。結果的に、その試合が49ersのユニフォームを着てプレーする最後の一戦となった。

アイユークの一連の行動をいまだ理解しきれていないというリンチとシャナハンによると、予想されているロースターの動きはいずれ実行される予定とのことだ。

「正直、私にも分からないから、説明のしようがない」とリンチは話している。

49ersは今後、2024年ドラフト1巡目指名のリッキー・ピアソルをはじめとするレシーバー陣で前に進む構えだ。ピアソルは2年目シーズン序盤、最初の3試合で100ヤード超を2度記録する好スタートを切ったが、膝の負傷によってその後のシーズンは苦しむことになった。加えて、ベテランのデマーカス・ロビンソンと若手のジェイコブ・カウイングも控えているが、2026年に向けてWRポジションにはなお多くの空席が残っている。

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