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バックアップQBスティッドハムが先発として活躍すると見込むブロンコスHCペイトン

2026年01月22日(木) 14:17

デンバー・ブロンコスのジャレット・スティッドハム【NFL】

現地25日(日)に行われるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでクオーターバック(QB)ジャレット・スティッドハムに課せられる任務は非常に重大だ。

ただし、デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)やチームメイトはスティッドハムがその大舞台にふさわしい人物だと信じている。

水曜日、ブロンコスのワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンは「ジャレットは試合に臨む準備を整えるはずだと、俺は確信している。ボー(ニックス)と同じくらい準備が整った選手がいるとすれば、それは彼だ。彼はプレーブックをすべて把握しているし、俺たちが試合で成功するために必要なことをすべて理解している」と語った。

ブロンコスのバックアップQBであるスティッドハムは、ほとんどの控え選手が経験しない試練に直面している。それは、シーズン中に一度も先発出場していない中でチームをスーパーボウルに導くことだ。どのチームもこうした事態に備えつつも、現実となることは望んでいない。しかし、ニックスがディビジョナルラウンドのバッファロー・ビルズ戦で足首を骨折して今季絶望となったことで、これがブロンコスにとっての現実となった。

しかし、ショーン・ペイトンHCはブロンコスにとって有利な状況だと考えている。スティッドハムが本来のパフォーマンスを発揮すれば、チームの計画は実を結ぶと確信しているペイトンHCは、次のように述べた。

「それが彼の性格だ。彼はやってのけるだろう。それが私たちの方針だ。彼の態度は落ち着いているし、それがよく合っていると思う。大学時代に大きな試合も経験している。シーズン開始時にも言ったが、うちの2番手はトップ32に入る実力を持っている。誰もがそう思っているはずだし、だからこそあの契約は重要だった。いつそうなるかは分からなかったが、今こうして実現して良かったと思っている」

スティッドハムは確かに、水曜日に報道陣に対応した際に落ち着きと自信を持っているように見えた。濡れた巻き毛がブロンコスのロゴ入りキャップの後ろからはみ出す中、スティッドハムは動じることなく、ベテランのプロ選手のように落ち着いて質問に答えていた。

ブロンコスは日曜日に挑むニューイングランド・ペイトリオッツ戦でもスティッドハムが落ち着いてプレーすることを期待している。

スティッドハムは「ああ、毎週そうだと思う。ラス(ラッセル・ウィルソン)の控えをしていた頃から毎週、自分が先発だと思って準備をしてきた。もちろん、2試合を除くとそうはならなかった。でも、準備の仕方は一切変わっていない。俺はそういうふうに捉えている」とコメントした。

現在29歳のスティッドハムは、2019年ドラフト4巡目でペイトリオッツから指名され、ブロンコス加入前にはラスベガス・レイダースにも在籍していた。現在はペイトンHC率いるオフェンスで3シーズン目を迎えているが、ウィルソンがベンチに下げられた2023年シーズン第18週以降、一度も先発出場はしていない。

また、スティッドハムは今季の出場が1試合にとどまっている。圧勝したシーズン第8週のダラス・カウボーイズ戦で4回のスナップに参加したが、パスは一度も投げていない。つまり、前述の通り先発を務めた2023年シーズン第18週以降、一度も公式戦でパスを投げていないということだ。

スティッドハムに有利に働く要素もある。ペイトリオッツはプレシーズンのパフォーマンス(非常に良好だった)以外に、スティッドハムの映像を持っていない。

これまでほとんど注目されることなく過ごしてきたため、スティッドハムは今でも普段通りの生活ができている。子どもたちと大型スーパーで買い物をしていても、誰にも気づかれないくらいだ。

また、ブロンコスファンからも多くの支持を受けている。10年ぶりにチームをスーパーボウルに導く最後の望みがスティッドハムの肩にかかっていることを、ファンも理解しているのだろう。

「実は今はソーシャルメディアをやっていないんだけど、何人かの人がヘッドホンとサングラスをかけたレブロン(ジェームズ)のミームを送ってくれた」と明かしたスティッドハムはこう続けた。

「かなり面白いと思うし最高だ。ブロンコスカントリーはスポーツ界で最高のファンベースだと思っている。彼らの前でプレーできるのが本当に楽しみだ。しかも、この試合がここで行われるのは久しぶりのことだ。日曜日は間違いなく盛り上がるだろう」

スティッドハムが、2017年シーズンにニック・フォールズがフィラデルフィア・イーグルスを率いて第52回スーパーボウルでペイトリオッツに勝利したとき以来の活躍を見せれば、これまでの目立たない生活は過去のものとなるだろう。ブロンコスを究極の目標達成へと導くのであれば、スティッドハムは喜んでその代償を払うはずだ。そして、リーダーのニックスを失ったチームメイトが、その結果に驚くこともないだろう。

サットンは「すぐに切り替えなきゃいけない状況だった。悲しくても、やるべきことがまだあると気づく必要があった」と話している。

「フィールドに立つ選手たちに、その仕事を遂行する能力があることは分かっている。ジャレットもそうだ。NFLで実績を残し、試合に出場してきた。フットボールのIQや能力の面でも、とてつもなく才能のある選手だ」

スティッドハムは日曜日に全米のファンが見守る中で、サットンの見解が正しかったことを証明する絶好の機会を得る。

【RA】