サタデーナイトゲームでビルズマフィアには祝うべき理由があった。それは、かつてバッファロー・ビルズにいた選手だとは言え、現役のクオーターバック（QB）が全面的に応援してくれたからだ。

ワイルドカードラウンドでビルズがニューイングランド・ペイトリオッツを粉砕する中、ワシントン・フットボール・チームのQBライアン・フィッツパトリックがハイマーク・スタジアムで目撃されている。気温が氷点下を下回るバッファローで、39歳のQBが上半身裸で熱狂的に応援している姿を捉えた動画が話題になった。ビルズのヘッドコーチ（HC）ショーン・マクダーモットはフィッツパトリックを指導したことがないものの、その行為には驚いていないようだ。

マクダーモットHCは「私が知っているフィッツの情報からすると、それはいかにも彼らしい」と記者たちに述べている。「素晴らしいことだと思う。このチームにいたことのある選手がああやって今でもこの組織をサポートしてくれる、場を盛り上げてくるなんて、なかなかクールじゃないか」

言わずもがな、フィッツパトリックは17年のキャリアの中で9つのチームとプレーしてきた。だが、その中でも4年（2009年から2012年）という最も長い時間を過ごしているのがビルズだ。ここでフィッツパトリックは53試合に先発し、初めて個人的な成功を経験して、“フィッツマジック”というニックネームが誕生している。だが、フィッツパトリックがビルズにいる間にチームはプレーオフ進出を果たせていない。

股関節を痛めて2021年の大半を故障者リザーブ（IR）で過ごし、自分のシーズンはとっくに終わっているフィッツパトリックが古巣の一つに戻ってきたのは、そのキャリアが理由なのかもしれない。

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