来季もスティーラーズに戻れたら「最高に幸せ」とWRスミス・シュスター
2022年01月18日(火) 14:31ピッツバーグ・スティーラーズがカンザスシティ・チーフスに42対21で敗れたプレーオフの初戦で、ワイドレシーバー(WR)のジュジュ・スミス・シュスターは肩の手術から復帰して予想外の先発出場を果たした。試合後にスミス・シュスターは、これがスティーラーズでの最後の試合にならないことを願っているとチームの記者団に語った。
「正直なところ、(ピッツバーグに残れたら)最高に幸せだ。この街もファンも大好きだから。ヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンも、他のコーチたちやチームメイト、選手、メディア関係者からトレーニングルームのスタッフまで、みんな大好きなんだ。素晴らしい経験をさせてもらっている。ここでのキャリアは最高だ。ここに残って、同じ仲間とコーチと一緒にまたプレーしたい。あと4年は残りたいと思っている」
スミス・シュスターは昨年のオフシーズンにスティーラーズと1年契約を結んでチームに戻ってきた。彼はシーズン第5週に肩を負傷して今季は終了かと思われたが、それを乗り越えてポストシーズン出場を果たしている。今回の敗戦でスミス・シュスターは8回のターゲットでパスを5回キャッチし、26ヤードを記録した。
出場の許可が出たことについてスミス・シュスターは「本当に誰も、母親でさえ知らなかったはずだ」と話している。「チームや練習施設から離れている時も俺は努力し続けた。肩を治そうと必死だった。ケガをしてから俺は自分に言い聞かせたんだ。全治6カ月のところ、3カ月で治してやるって。オッケーが出た時、俺にためらいはまったくなかった。準備はできていた。今の自分があるのは施設の外で行っていたすべてがあったからで、他のチームに健康であることを見せつけたかったからだ。仲間と一緒にプレーできてうれしい」
スミス・シュスターは前回のフリーエージェント(FA)で長期契約を見つけることができず、最終的に1年800万ドル(約9億円)の契約でスティーラーズに戻ることになった。チームはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーなき時代に向けて、数多くのFAの中からこのWRを留めておくどうかを決めなければならない。
この日の試合でスミス・シュスターはシーズンの最後を飾るような活躍はできなかったものの、負傷後のFAに向けて健康であることは証明することができた。
「エージェントには“契約を結ぶ年だから気をつけるように”って言われていた。母親にも話したけど、母親というのはいつだって変わらない。結局は自分で判断する問題で、自分の身体のことは自分が一番良く分かっている。だから、このためにトレーニングに励んだんだ」
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