2022年プロボウルのレジェンズ・キャプテンにキークリー、ウェイン、ウィッテン、ウッドソン
2022年01月20日(木) 12:30殿堂入りを果たしたロッド・ウッドソンと並び、ルーク・キークリー、レジー・ウェイン、ジェイソン・ウィッテンが2022年のプロボウル・レジェンズ・キャプテンに選ばれた。
プロボウルはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の対決であり、攻撃と守備の各1名からなるレジェンズ・キャプテンがそれぞれのカンファレンスを率いる。
AFCをリードするのがウェイン(攻撃)とウッドソン(守備)で、NFCを率いるのがウィッテン(攻撃)とキークリー(守備)だ。
4人のレジェンズ・キャプテンはプロボウルプレーヤーたちのメンターを務め、試合日にはサイドラインに控える。また、2022年プロボウル・スキル・ショーダウンをはじめ、プロボウルウイークを通じてラスベガスでさまざまなイベントに参加する。
プロボウル選出7度を数えるキークリーは2012年NFLドラフトの1巡目全体9位でカロライナ・パンサーズから指名を受けた。2012年には新人ラインバッカー(LB)としてAP通信ディフェンス部門年間最優秀新人賞を受賞。2013年にはAP通信年間最優秀守備選手賞に選ばれている。パンサーズで過ごした8年のキャリア(2012年から2019年)でタックル1,092回、タックルフォーロス75回、インターセプト18回、サック12.5回、ファンブルリカバリー9回をマーク。8年連続でタックル100回越えを達成し、パンサーズの2015年スーパーボウル進出を助けている。オールプロ選出は5回で、2010年代のNFLオールディケードチームにも選ばれた。2017年アート・ルーニー・スポーツマンシップ賞も受けている。
プロボウルに6度選ばれたワイドレシーバー(WR)であるウェインは、2001年NFLドラフトの1巡目30位でインディアナポリス・コルツから指名を受けた。コルツで過ごした14年のNFLキャリア(2001年から2014年)で記録したキャッチ1,070回、1万4,345レシービングヤードはいずれもリーグ史上10位であり、キャッチによるタッチダウンは82回。1,000ヤード越えのシーズンを8回送り、4シーズンでキャッチ100回を超えた。2002年から2012年には連続189戦に出場しており、これはワイドレシーバーの記録としてはNFL歴代3位となる。第41回スーパーボウル優勝を経験したウェインはポストシーズンのキャッチで歴代3位(93回)、プレーオフのレシービングヤードで歴代6位(1,254ヤード)という成績を残している。2018年にはコルツのリング・オブ・オナーに名を連ね、3年連続でプロフットボールの殿堂のファイナリストになっている。
プロボウルに11回選ばれたタイトエンド(TE)ウィッテンは、2003年NFLドラフトの3巡目でダラス・カウボーイズによって選ばれている。17年のNFLキャリア(2003年から2020年)のうち、カウボーイズに在籍したのが16シーズン。2020年はラスベガス・レイダースで送った。ウィッテンは271試合に出場しており、これはタイトエンドとしては史上2番目に多い。また、キャッチ1,228回もタイトエンドとして史上2位、NFL全体で史上4位であり、1万3,046レシービングヤードはタイトエンドとして2番目の数字だ。キャリアを通じ、プレーオフでキャッチ45回、486ヤード、タッチダウン1回をマーク。オールプロに2回選ばれたウィッテンは、2012年にNFLで最も誉れある賞とされるウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
プロボウル選出11回のディフェンシブバック(DB)ウッドソンは、2009年にプロフットボールの殿堂に迎えられている。1987年NFLドラフトの1巡目全体10位でピッツバーグ・スティーラーズに加わったウッドソンは、17年のキャリアを通してスティーラーズ(1987年から1996年)、サンフランシスコ・49ers(1997年)、ボルティモア・レイブンズ(1998年から2001年)、オークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース/2002年から2003年)で戦ってきた。キャリア通算238戦でインターセプト71回――NFL史上3位――を記録しており、そこに含まれるリターンタッチダウン12回はNFL歴代1位の数字にあたる。リターンスペシャリストとしても活躍し、キックオフリターンヤードが4,894ヤード、パントリターンヤードが2,362ヤード、リターンタッチダウンが5回(パントリターンで2回、キックオフリターンで2回、フィールドゴールブロックで1回)となっている。5度のオールプロにして第35回スーパーボウルチャンピオンにも輝いたウッドソンは、1993年AP通信年間最優秀守備選手賞に選ばれ、リーグの75周年アニバーサリーチームと100周年アニバーサリーチームに名を連ねたほか、1990年代のオールディケードチームにも指名された。
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