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QBハーツは2022年の先発としてオフシーズンを迎えるとイーグルスGMローズマン

2022年01月20日(木) 12:41

フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Chris Szagola】

フィラデルフィア・イーグルスはクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツを先発に据えて2022年シーズンに突入する計画をしている。

ジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンは現地19日(水)にハーツの成長を称賛しながら、ハーツがオフシーズンに入る前に先発として十分な結果を残したと認めた。

ローズマンGMは「ジェイレンとその成長について話しており、本当に、スターター1年目にして、また2年目の選手ながらも、チームをプレーオフに導いた、彼のワークエシックとリーダーシップに非常に感銘を受けた。前回、話したのはキャンプ中で、われわれは勇敢に難局に立ち向かう姿を見たいと言い、彼は確かにそれをやってのけたのだ」と述べている。

シーズンが進むにつれて成長を遂げたハーツは、ダイナミックなデュアルスレットクオーターバックであることを証明し、序盤で2勝5敗だったイーグルスは最終的に9勝8敗となってプレーオフ出場を果たした。しかし、ハーツは日曜日に敗れたタンパベイ・バッカニアーズ戦で苦戦を強いられ、イーグルスがクオーターバックをアップグレードする可能性があるといった疑惑が浮上している。

ハーツの今後について、イーグルス内ではそのような疑念はないようだ。

ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは「ジェイレンは自分の立場を分かっている。彼は自分がクオーターバックであると分かっている。コーチングスタッフの立ち位置はどうやったら分かるのか。コミュニケーションをとって、何度も何度も話し合うからだ。だから、ジェイレンも自分の立場を分かっている。すでに話したように、彼は1年を通してよくやったと思う。秘密はない。彼は自分がわれわれの仲間だと分かっている」と語っている。

ハーツは自分に改善すべき点――パスプレーでの予測とディープパス――があることを認めている。一方のイーグルスはこのオフシーズンにハーツの課題が緩和するように取り組むはずだ。

ローズマンGMは「彼の成長を助け続けるために、できることは何でもしなければならない。その方法とは何か。それは彼を本当に優秀な選手で囲むことだ」とコメント。

イーグルスはドラフト1巡目指名権を3つ保有しており、プレーオフ進出に向けて優秀な選手をロースターに加え得る資本を有している。

ローズマンGMは「今、私たちがやっているのはチームを評価し、それを構築するための方法を考え続けることだ」と強調し、「プレーオフでシーズンが終わったのは不満だ。プレーオフでホームゲームを開催してファンの前で試合をし、バイ(ウイーク)を獲得できるようなチームを作りたい。このような機会や資産があれば、われわれは引き続き構築し続けられ、このチームに良い選手を加えられる。われわれの仕事はあらゆる部分を見て、あらゆるポジション、あらゆる選手を評価することだ」と続けている。

そのローズマンGMは昨年1月、QBカーソン・ウェンツをインディアナポリス・コルツにトレードする前にウェンツのことを「手の指のような存在だ。ここにいないなんて想像もつかない」と絶賛していた。つまり、状況は異なるとはいえ、アップグレードが実現すれば、ローズマンGMは方針を転換する可能性もある。

【RA】