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スティーラーズのQB1を争う機会にエキサイトするルドルフとハスキンズ

2022年01月20日(木) 13:20

ピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Matt Slocum】

誰がピッツバーグ・スティーラーズの次のクオーターバック(QB)なのかが、オフシーズンのメインの話題になるのはほぼ20年ぶりのことだ。

正式な発表はないものの、ベン・ロスリスバーガーがほぼ引退すると見られる今、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンとチームはビッグベンが辞めるものとして動いている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地16日(日)に現時点でありそうなシナリオとして報じたのは、QBドゥエイン・ハスキンズとメイソン・ルドルフが競いつつ、チームがドラフトで新たなQBを追加するというものだった。

ルドルフとハスキンズはそのチャンスをかみしめている。

スティーラーズのQB1に浮上するために最も重要なのは、リーダーシップを発揮し、ポテンシャルを出し尽くすことだ。

『ESPN』によれば、ルドルフは「もっと自分らしくいられるかもしれない。クオーターバックポジションでこれまでずっと自分がそうだったリーダーになり、長年チームにいる殿堂入り確実の選手の領域を犯す心配をしなくて良くなるかもね」と語ったという。

一方のハスキンズは「俺は自分がこのリーグでスターターになれると、はっきりと感じている。俺がドラフトされたのはそれが理由だ。自分には最高のメンバーと一緒にプレーする才能があると確信しているが、実際にはまだそうなっていない。自分をそういうポジションにするために、このオフシーズンはそこに取り組まなくちゃならない」とコメントした。

去るオフシーズンにスティーラーズと契約したハスキンズは、2021年にプレーしていない。

2019年NFLドラフトの全体15位でワシントン・フットボール・チームから指名されたハスキンズは、ワシントンで成功を収めることができなかった。2シーズンにわたって先発として3勝10敗、タッチダウン12回、インターセプト14回をマークするにとどまっている。

トムリン指揮下での再生プログラムの希望として、ハスキンズは昨年にリザーブ/先行契約を結んだ。制限付きフリーエージェントになるハスキンズだが、スティーラーズで2度目のチャンスをつかめる可能性に感謝している。

「彼らは俺に競うチャンスをくれるし、俺には先発を務めるチャンスがある。それが俺の望めるすべてだ」とハスキンズは語った。

ルドルフは以前にも、スティーラーズの先発QBを務める力があることを示すチャンスがあった。ロスリスバーガーが2019年に負傷したときのことだ。スティーラーズが2018年ドラフト3巡目で指名されたルドルフは苦戦し、先発として5勝3敗、1,765ヤード、タッチダウン13回、インターセプト9回、QBレーティングは82.0だった。

「もう一度自分の力を証明するチャンスをつかむ準備はある」と言うルドルフは「2019年に自分がテープに残した記録は分かっている。これまでに、俺のゲームに疑問符がついていることも。そういうやつらが間違いだってことを証明したい。俺は自分の力を、自分自身とチームメイトに証明したい。一日ずつ進んでいくさ」と付け加えた。

誰がロスリスバーガーの後任になるのか。その疑問――そして競争――は始まったばかりだ。

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