ヘンリー王の帰還は間近に迫っている。

テネシー・タイタンズのヘッドコーチ（HC）マイク・ブラベルは現地20日（木）に報道陣に対し、土曜日に控えるディビジョナルラウンドのシンシナティ・ベンガルズ戦に向けて手はずを整えているランニングバック（RB）デリック・ヘンリーは「順調だ」と語っている。

ヘンリーは足の手術を受けてからシーズン第8週以降に出番がなかったが、金曜日には故障者リザーブ（IR）から復帰してタイタンズにとってプレーオフ初戦となる次戦に問題なく出場できる見込みだ。

ブラベルHCは「明日に様子を見て判断する」と述べ、「明らかに、彼の活動量は週を通して増加したと思う」と続けた。

1月5日にIRからの復帰を指定していたタイタンズは、その時点から21日以内にヘンリーをアクティブロースターに戻す必要があり、ベンガルズとの一戦に向けて余裕を持ってそれを実行すると見られている。

チームメイトの中には、ヘンリーの復帰が待ち遠しい者もいるようだ。

ワイドレシーバー（WR）A.J.ブラウンは「間違いなく自信につながる。ヤツはとてつもない選手だ。俺の意見だけど、試合で一番良いランニングバックになると思っている。ただ戻ってきて、ヤツがいるだけで自信が出てくるし、いつ70ヤードを走ってもおかしくない。それが俺らの自信になる。だから、ワクワクしている」とコメントしている。

シーズン序盤8試合に出場したヘンリーはキャリー219回で937ヤード、タッチダウン10回をマーク。9試合を欠場したにもかかわらず、ランヤードでリーグ9位を記録してレギュラーシーズンを終えている。

ヘンリーは水曜日にベンガルズ戦に出場できるかどうかについて「土曜日にどうなっているかはいずれ分かる」と語っていた。しかし、今週の練習風景や報告に載せられた画像が何らかの兆候であれば、ヘンリーは復帰するだろう。

第1シードを保有するタイタンズはRBドンタ・フォーマンやRBドントレル・ヒリヤードを筆頭に、効果の差こそあれ、ヘンリー不在でも順調に戦ってきた。

レフトタックル（LT）テイラー・リワンは「そこにいるとき、デリック・ヘンリーが何をできるかはみんな知っている。デリックが加われば、もしそうなれば、面白いな。でも、22番が入ったからと言って、自動的に勝てるわけじゃない」と話している。

タイタンズは東部時間22日（土）16時30分【日本時間23日（日）6時30分】にベンガルズを迎え撃つ予定だ。

【RA】