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退任濃厚のダボールOCの後任はQBアレンなしでは決められないとビルズHCマクダーモット

2022年01月26日(水) 12:18


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP/ Photo Jeffrey T. Barnes】

バッファロー・ビルズはまたしてもスーパーボウル出場を果たせないまま本拠地に帰った。ビルズがNFLのフィールドで次に戦う時、いまの攻撃コーディネーター(OC)はチームにいないかもしれない。

ブライアン・ダボールOCはヘッドコーチ(HC)候補として再び注目を集めている。関心を持たれ始めた一年前はビルズに留まることにしたが、今度こそ他のチームでのヘッドコーチ職に就く可能性が浮上している。

彼のクオーターバック(QB)はその可能性を良く思っていないものの、十分に承知している。

QBジョシュ・アレンは現地24日(月)に「ブライアン・ダボールに仕事をオファーしないチームは愚かだ」と『ESPN』のアライナ・ゲッツエンバーグに述べている。「彼には戻ってきてほしいから、そうならないことを祈っているけど、俺は彼と彼の家族が好きすぎてそんなことは考えられない。彼はリーグで最高のコーチの一人だと思う」

アレンがリーグ屈指のクオーターバックに成長したことは、ダボールOCの影響を抜きにしては語れない。長年NFLのオフェンスアシスタントを務めてきた彼は、2018年のドラフトでアレンが指名されて以来、ビルズのコーディネーターを務めてきた。ダボールOCは、アレンが豪腕だが一貫性のないパサーから、ゲームを変えるシグナルコーラーへと成長するのに不可欠な役割を果たし、2021年には1試合あたりのヤード数でNFL第5位のオフェンスを指揮している。

もしダボールOCが辞めれば、ビルズのロースターで最も重要な選手であるアレンが、ダボールOCの後任を決める際に発言権を持つことになる。ショーン・マクダーモットHCは火曜日に、ダボールOCが退任した場合はアレンが新しいOCを選ぶ過程で意見を述べることになると話した。

「ジョシュ・アレンは必ず議論に加わり、彼なしの決定は行わない」とマクダーモットHCは断言している。

ダボールOCの後任として有力な候補者はすでにビルズのスタッフの一員であり、アレンとも強い信頼関係を築いている。元マイアミ大学の名将で、現在はビルズのクオーターバックコーチを務めるケン・ドーシーだ。アレン自身も月曜日に自分の意向を遠慮なく話している。

アレンはドーシーを指して、「QBなら誰でもそのプロセスに参加したいと思うだろうし、この組織には俺が尊敬している人がいる。だけど、前にも言った通り、それは俺の仕事じゃないし、俺が決めることではない」とコメントした。

確かにアレンが決めることではないかもしれないが、ビルズが早々にはっきりさせているように、アレンがある程度影響を与える選択であることは確かだ。馴染みがあることほどプレーコーラーの交代をスムーズにするものはない。すでにうまくいっていることをあえて変える必要はどこにもないはずだ。

ダボールOCが他のチームに移った際にドーシーを昇格させることがビルズにとって最善の策かもしれない。ドーシーであろうと他の誰かであろうと、アレンには発言権が与えられる。アレンはビルズをAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム出場の一歩手前までチームを導いたプレーで、その権利を勝ち取ったのだ。

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