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“リーグ最高”のWRアダムスをFA前に維持したいとパッカーズHCラフルアー

2022年01月26日(水) 13:58

グリーンベイ・パッカーズのデイバント・アダムス【AP Photo/Aaron Gash】

グリーンベイ・パッカーズがディビジョナルラウンドで敗退した後に生じた疑問は、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの未来に集中していた。

その中で見過ごされていたのは、ロジャースの最も重要な信頼できるターゲットであるワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスだ。ロジャースとは違い、パッカーズとの新契約を取りつけない限り、アダムスは春にフリーエージェントになる。

現地22日(土)の試合後に衝撃の敗戦について数々の難しい質問をぶつけられたヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは、アダムスの件について月曜日にこう説明した。

「今日はタエ(アダムスの愛称)ともしばらく話し合った。だいたいすべてを話して、彼についても合意に至りたいと思っているし、明らかに、彼がフィールドでやっていることはとても大きい。しかしそれだけではなく、みなさんはミーティングルームで彼がチームメイトにどう話すか、いかに全員の基準を定めていくかは見たことがないし、彼がキャプテンに投票されたのにはそれ相応の理由がある。彼が自らその座をつかんだのだ」

「彼はチームメイトたちからだけではなく、コーチの全員からも、それにこの組織の全員からも、確かに尊敬されていると思うと私は彼に話した。自分の状況を区分する能力だけでもそうだし、毎週あれだけのレベルで戦い、言うまでもなく契約年に自分の身をそこに置き、ひたすら力をもたらして最高レベルでプレーしている。彼はリーグで最高のレシーバーだ」

アダムスは再びパッカーズ攻撃陣の重要な要素となり、キャリアハイのキャッチ123回、1,553レシービングヤード、タッチダウン11回をマークした。アダムスの価値はロジャースにとってもパッカーズにとってもきわめて高く、ロジャースが2020年にNFLのMVPを勝ち取った大きな理由でもあった。ロジャースは2021年にも同じ賞の栄誉に浴するかもしれない。そうなれば、それを後押ししたのはやはりアダムスということになる。

たとえ本当の意味でのベストではなかったとしても、アダムスが最高のレシーバーの一人であることは確かだ。アダムスは過去2シーズンにオールプロのファーストチームに選ばれ、プロボウルには5年連続で選出されている。ロジャースなくしてグリーンベイはコンテンダーではなく、ロジャースはアダムスなくしてこれだけの生産性を発揮することはなかった。

多様な能力と優れた手、さらに卓越したルートランニングが、アダムスをNFLの全守備選手にとっての悪夢にしている。雪のランボー・フィールドで実施されたプレーオフゲームでアダムスをキャッチ9回、90ヤードに抑えたのは、49ers守備陣のお手柄だった。とは言え、その数字でさえも他の多くのレシーバーにとっては好成績だ。アダムスとはそれほど危険な選手だと言える。

再び第1シードにつけながらもスーパーボウルに届かなかったパッカーズは、これから数週間を使って2022年をどう進めていくか検討する。少なくともロジャースはあと1年の契約を残しているが、アダムスには同じことは言えない。アダムスがフリーエージェントで流出するのを阻止するのは、パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストの仕事だ。

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