カウボーイズに2022年シーズンも残留を希望していると伝えたクインDC
2022年01月28日(金) 12:09ダン・クインはヘッドコーチ市場で注目を集めていた。しかし、クインは現地27日(木)に自らその可能性をなくしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、クインは守備コーディネーター(DC)として残留したいとダラス・カウボーイズに伝えたという。
このメッセージにより、クインは4チーム(マイアミ・ドルフィンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ジャクソンビル・ジャガーズ、ミネソタ・バイキングス)の次期ヘッドコーチ候補から外れた。2020年シーズン末までアトランタ・ファルコンズのヘッドコーチを務め、1シーズンのみ守備コーディネーターとして過ごしてきたクインには、ヘッドコーチ職の面談要請が6チームから寄せられていた。シカゴ・ベアーズとデンバー・ブロンコスは木曜日にそれぞれマット・エバーフラスとナサニエル・ハケットを採用して空席を埋めている。
クインの指揮の下、2020年にメンバーにふるいをかけたカウボーイズ守備陣は2021年に大きな転換期を迎え、インターセプト率でNFL2位、スコアリングディフェンスでNFL7位という、機会を逃さないチームへと変貌を遂げた。インターセプト11回をマークしてNFL1位になった2年目のコーナーバック(CB)トレボン・ディッグスや、新人でありながら素晴らしいシーズンを送り、プロボウルとオールプロの両方に選出されたラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズの輝かしいプレーがこの転換を支えている。
いつも帽子を後ろ向きにかぶっていることで知られるクインはカウボーイズの大幅な改善の象徴となり、チームはポストシーズンに向けて優位な立場にあったが、スーパーワイルドカード週末で格下の相手に敗れて予想よりも早くシーズンを終えている。それでも、チームを守備面で成功に導けることを証明したクインは新ヘッドコーチ候補として注目され続け、すぐにNFLのチームを再び率いることになるだろうと考えている人もいた。
しかし、2022年にその時は来ない。クインはカウボーイズに戻り、敗北を喫する前は達成できる可能性が高いと考えていたスーパーボウル出場を追い求めていくだろう。
【RA】