ボルティモア・レイブンズは新守備コーディネーター（DC）に馴染み深い人物を起用している。

レイブンズは現地27日（木）夜にマイク・マクドナルドを守備コーディネーターに採用すると発表。

レイブンズのヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボーはチームのプレスリリースで次のように述べた。「マイクはわれわれの仲間であり、根っからのレイブンだ。入団してからの7シーズンで見せていたリーダーシップ、知性、情熱によってNFLの守備コーディネーターになる機会を得るのは明らかだった」

「マイクは昨年にミシガン大学で全米屈指の守備陣を率いるなど、継続的に実績を上げてきた。彼はわれわれのシステムを熟知した実績あるプレーコーラーだ。また、ボルティモアでのディフェンスのスタンダードも十分に理解している」

マクドナルドは2014年から2020年までハーボーHCのスタッフの一員だったが、昨年はハーボーHCの弟であるジム・ハーボーのもと、ミシガン大学でウルバリンズの守備コーディネーターとして指導にあたっていた。

ウルバリンズのカレッジフットボールプレーオフ出場に重要な役割を果たしたマクドナルドは、1月に解任されたドン・マーティンデールの後任を務める。

レイブンズでコーチングインターン、ディフェンシブアシスタント、ディフェンシブバックコーチとラインバッカーコーチを務めてきたマクドナルドは、被得点でNFL19位、被ヤードで25位につけている守備陣の巻き返しを図っていく。

マクドナルドは2022年ドラフトでトップ5に指名されると予想されている、ウルバリンズのディフェンシブエンド（DE）エイダン・ハッチンソンの成長に一役買っている。

そして今、マクドナルドはレイブンズ守備陣をリーグ屈指のエリート集団に戻そうとしているのだ。

ハーボーHCに弟のスタッフになるよう推薦されたマクドナルドは、守備コーディネーターになるべくボルティモアに戻り、NFLで初めて高尚な肩書きを手にしてコーディネーターとして2シーズン目を過ごす準備ができている。

【RA】