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「今の俺に唯一足りないのはスーパーボウルのタイトル」とラムズDTアーロン・ドナルド

2022年01月28日(金) 23:44

ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Stephen Brashear】

アーロン・ドナルドは8シーズンにわたり、クオーターバック(QB)を撃破し、オフェンシブラインを突き崩してきた。ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブタックル(DT)は個人としてはすでに十分な数の賞を手に入れており、歴代屈指の守備選手として未来の殿堂入りも確実とされている。

彼は守備部門の年間最優秀選手賞を3度獲得している。プロボウル選出は8回。オールプロのファーストチーム入りは7回だ。2014年には守備部門の年間最優秀新人賞に輝いた。NFLの2010年代オールディケイドチームにも選ばれている。98.0回という通算サック数はすでにNFLの歴史で40位にランクインしており、インテリアディフェンダーはもちろんのこと、多くの偉大なエッジラッシャーを上回っている。

だが、ドナルドによると、彼の履歴書には大きな穴があるという。それはスーパーボウル王者の称号だ。

「俺はこのリーグで短期間のうちに多くを達成したと感じている」と彼は現地27日(木)、チームの公式コメントで述べた。「今の俺に唯一足りないのは、ワールドチャンピオンになることだ。それを達成するためには、今週の試合で勝たなきゃならない。だから49ers戦に集中して、俺たちの目指す場所に行くために彼らを倒す方法を見つけようとしている」

日曜日のNFCチャンピオンシップゲームで自分にとって重要なのは、スーパーボウルという難関をクリアすることだけだと彼は言う。

「なんせ、このためにやってるんだからな。俺はこのためにやってきたんだ」と彼は言っている。「俺たちはこのために努力してきた。どうにかしてスーパーボウルに行く方法を見つけようとしてきて、あとはディビジョンライバルとの1試合だけだ。過去数回の対戦で、彼らは俺たちのことをよく理解していた。これ以上のステージはないと思うぜ。オフシーズンの間、こういうゲームのために俺たちはトレーニングしているんだ。そうした少しの頑張り、少しの分析がこういうビッグゲームでものをいう。俺たちが今いるステージ以上の場所なんてないだろう」

残りのラムズの面々も、ドナルドにとってスーパーボウルがどれほど大きな意味を持つかを知っている。彼にそのリングを取らせることが彼らのゴールでもある。

「この建物にいる人々は、アーロン・ドナルドのレガシーとこれまでの功績にさらなる神秘性を加えるために勝ちたいと思っている。われわれはアーロン・ドナルドのために勝ちたいんだ」と守備コーディネーター(DC)のラヒーム・モリスは述べた。

デンバー・ブロンコス時代にすでにスーパーボウルリングを獲得しているボン・ミラーは、周りのラムズのベテラン勢にも自分たちのリングを手にしてもらうことが自分の目標だと言っている。

「このチームにいる大勢のチームメイトたちにとって、必要なのは本当にこれだけなんだ」とミラーは言う。「アーロン・ドナルドもそれさえ手に入れば、全てがそろうだろう? アンドリュー・ウィットワースやエリック・ウェドル、他のみんなもそうだ。俺は彼らのためにやり遂げたい。フットボールのフィールドにいる時に、俺を突き動かしているのはそれだと感じる」

日曜日に、ドナルドは年間最優秀守備選手に3度輝いた選手として、ローレンス・テイラー以来となるカンファレンスチャンピオンシップゲームに出場する。そこからドナルドは再びスーパーボウルに出場し、ロンバルディ・トロフィーを獲得することで、もう一度テイラーに並ぶことを目指す。

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