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ドルフィンズがOLのビリー・ターナー、ダラス・トーマスを放出

2016年10月12日(水) 20:44

ドルフィンズを放出されたビリー・ターナー(中央)とダラス・トーマス(左)【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズはライアン・タネヒルが今後も先発クオーターバック(QB)を務めることで方針を固めた一方で、第5週のテネシー・タイタンズに敗戦したチームは先発レフトタックル(LT)ビリー・ターナーとレフトガード(LG)ダラス・トーマスに対し、タネヒルに見せたような柔軟さを示すことはなかった。

ドルフィンズは現地11日(火)、オフェンシブライン(OL)ビリー・ターナー、ダラス・トーマス、ジャミル・ダグラスを放出したと発表。これに付随してドルフィンズはオフェンシブタックル(OT)サム・ヤングと契約。ドルフィンズはランニングバック(RB)のイサイアー・ピードも解雇した。

日曜日のタイタンズ戦、ターナーはQBタネヒルのブラインドサイドにカバーを試みた際、3サック、2QBヒットを与えてしまった戦犯としてスケープゴートにされていると言っても過言ではない。ターナーは体調不良に襲われて12パウンド(5.4㎏)も体重を落とした先発LTブランデン・アルバートとシャワー中に滑って足首を負傷したバックアップのレアミー・タンシルに代わり、緊急で新しいポジションにチャレンジしていた。

ターナーが先発を外れた時にはトーマスがレフトガード(LG)として先発に入ったが、ランのブロック同様にパスのプロテクションにも苦戦。ドルフィンズは全体的にOLのレフトサイドが脆弱であり、タイタンズ戦ではディフェンシブエンド(DE)カール・クラッグの圧倒的なディフェンスを前に全く歯が立たず、ラインバッカー(OL)のブライアン・オラクポ、デリック・モーガン、ジャーレル・ケーシーのそれぞれには2サックずつを計上された。

新ヘッドコーチ(HC)のアダム・ゲイズは9月の残念な結果からして、現在の先発陣も含めて全員が当落選上にいることを明言。ターナー、トーマス、ダグラスのOL3人組はもともと前政権がドラフト順位中盤で指名したハズレの残り物であった。たとえ壊滅的なフロントラインに改善の兆しが見られなくとも、ゲイズはドルフィンズでの自身の責任を改めて強固にしている。