RBフォーセットの新天地はライオンズ
2016年10月12日(水) 21:15
ボルティモア・レイブンズから解雇されて2週間、ジャスティン・フォーセットの新天地が決まった。
ランニングバック(RB)のフォーセットが『Twitter(ツイッター)』上でデトロイト・ライオンズと契約を結んだと発表。チームもこれを認めた。
フォーセットは現地10日(月)にライオンズのワークアウトに参加。
キレのあるRBテレンス・ウエスト、新人のケネス・ディクソン、パスキャッチRBのジャボリアス・アレンらにデプスチャート上で後塵を拝したフォーセットは他チームでプレーできることを願いレイブンズに自ら放出を志願。フォーセットはデトロイトで新たなチャンスを掴んだ。
ライオンズは先発RBエイミール・アブダラーを足の負傷で欠き、新人のドウェイン・ワシントンも足首の負傷に苦しんでいる。セオ・リディックはパスキャッチRBだが、タックルを突破していくようなタイプではない。ザック・ゼンナーはプレシーズンで自身の起用を難しくしてしまうようなパフォーマンス見せた。
ランでは1試合平均89.8ヤードと物足りないライオンズは現在ラッシュで全体23位に位置。アブダラー不在の3試合、チームはラッシュで1試合平均65.3ヤードと悲惨な数字を残している。クオーターバック(QB)のマシュー・スタッフォードが各試合で2番目に多いラッシュを記録する事態だ。
攻撃コーディネーター(OC)ジム・ボブ・クーターの下でスタッフォードは自身のベストのプレーを見せているが、正直なところ少なくとも幾ばくかはパスラッシャーを引き付けるラン攻撃による援助も必要だ。
2014年に大ブレークして以降、フォーセットは13試合で1キャリー平均4.06ヤードと不振にあえいだ。レイブンズはこの責任をゲイリー・キュービアックがチームを退団し、いまや解任されたマーク・トレストマンがOCに就任したことに転嫁しようとしている。
ライオンズはタックルを突破できるRBを欲しており、30歳のフォーセットはまだその体に力を余しているという証明ができるチャンスを探していた。今回の契約は双方の思惑が見事にかみ合ったものとなった。