第56回スーパーボウル後はまた引退生活に戻るつもりだとラムズSウェドル
2022年02月03日(木) 23:32エリック・ウェドルは2シーズンの引退生活を送った後、今シーズンのプレーオフ中にスーパーボウルを目指すロサンゼルス・ラムズから電撃復帰した。
37歳のセーフティ(S)はアリゾナ・カーディナルスに勝利したワイルドカードラウンドでは19回のスナップをプレーし、続いてタンパベイ・バッカニアーズに勝利したディビジョナルラウンドではプレーが60回と激増した。日曜日にNFCタイトルを獲得したサンフランシスコ49ers戦では50回のスナップ全てに参加し、タックル9回、タックルフォーロス1回でラムズをリードした。
ウェドルは今週、『AM 570 LA Sports(AM 570 LAスポーツ)』の中で、第56回スーパーボウルが終わったら、また引退生活に戻ると発言した。
「それが分かっていて、次のシーズンに向けて自分をセーブしなくていいってのは最高だよ。オフシーズンのためにセーブする必要なんてないんだ。先週も、保証されているわけじゃないのは分かっていたから、スーパーボウルのためにセーブする必要もなく、持てる力を全て投入していた」と『SI.com』のニコラス・コスレルが彼の言葉を伝えている。「だってさ、これが終わったら、昔に戻って以前していたことをする以外、俺には何も残っちゃいないよ。このスーパーボウルが終わったら、俺は次に進んで以前の生活に戻り、復帰することはもうない。他のチームでも、他の試合でも、プレーすることは絶対ないよ」
ウェドルの復帰は彼のワークエシックと激しいプレーの証しだろう。カウチに寝そべった状態からNFLのディフェンスに飛び込んで、ハイレベルのパフォーマンスを出せる選手はそう多くない。ましてやチャンピオンシップゲームでチーム最多のタックルを記録するなど考えられないことだ。
2度のオールプロに選ばれている6度のプロボウラーは、最初の13シーズンでどうしても手に入らなかったスーパーボウルリングを追いかけている。第56回スーパーボウルでシンシナティ・ベンガルズに勝てば、彼の引退からの復帰ははるかに美味なものとなるに違いない。
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