ジャイアンツがチーフスQBコーチのマイク・カフカを攻撃コーディネーターに起用へ
2022年02月04日(金) 09:43ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)であるブライアン・ダボールがアンディ・リード門下のアシスタントを引き抜こうとしている。
ジャイアンツがチーフスのクオーターバック(QB)コーチであるマイク・カフカを攻撃コーディネーター(OC)として雇用する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとイアン・ラポポートが報じた。この契約はまだ完了していないものの、カフカはビッグブルーに加入すべく東へ向かうと見られる。
カフカは2010年に選手としてNFL入りし、ドラフト4巡目でリード率いるフィラデルフィア・イーグルスに加わった。その知性とリーダーシップによってすぐにリードHCの目にとまったカフカだが、身体能力の方は一歩劣り、プロとしてのキャリアで4戦にしか出場していない。しかし、コーチに転身してからは選手時代からの持ち前の知力によって、比較的短期間でヘッドコーチの一歩手前まで進んでいる。
ジャイアンツの新OCになるカフカはリードHCのいるカンザスシティ・チーフスで経験を積み、2017年に攻撃陣のクオリティコントロールコーチを務めた後、2018年から2021年にQBコーチの役割を担ってきた。2020年にはパスゲームコーディネーターの肩書も加わり、2021年にパスでリーグ4位になった攻撃陣をアシストしている。
カフカはリードHCやクオーターバック(QB)パトリック・マホームズと働く中で学んだことを基に、ジャイアンツの改善を試みる。ジャイアンツの現在の先発QBは元1巡目指名選手のダニエル・ジョーンズだ。ジョーンズはキャリアの中でフランチャイズクオーターバックとしてのポテンシャルをたびたび見せてきたが、ジャイアンツの攻撃陣には方向性や適切なブロッキング、鍵となるプレーメーカーが欠けていた。
また、ジョーンズはこれまで38戦の中でファンブル36回、インターセプト29回という数字を残している。
カフカがジョーンズのためにやるべき仕事は多いだろう。しかし、ダボールHCがバッファロー・ビルズでQBジョシュ・アレンと共にしてきた仕事を振り返れば、ダボールHCには致命的な欠陥があると見られた若きQBを立て直す力があると言える。ダボールはカフカと組み、ニューヨークで新たなチーム再生――もしくは新たなQBとの前進――をやり遂げようとしている。
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