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ドルフィンズ元HCフローレスとは誠実に面談したとブロンコス幹部エルウェイ

2022年02月04日(金) 12:59


デンバー・ブロンコスのジョン・エルウェイ【AP Photo/Jae C. Hong】

現地3日(木)、デンバー・ブロンコスのフットボール運営統括責任者を務めるジョン・エルウェイは、マイアミ・ドルフィンズの元ヘッドコーチ(HC)であるブライアン・フローレスが最近起こした申し立ては「虚偽であり、中傷的である」とし、2019年に空席となっていたブロンコスのヘッドコーチ職の採用に向けて、「ブライアンとは誠実な面談を行った」と述べた。

エルウェイは声明の中で次のように話している。

「ブライアン・フローレスによる虚偽で中傷的な主張に対して、公の場で回答するつもりはなかったが、私の人格、誠実さ、プロとしての地位が脅かされている中で、これ以上黙っていることはできなかった。私はフローレス氏を2019年のヘッドコーチ候補として真剣に考え、彼との3時間半にわたる面談は充実したものだった。私は他のメンバーと一緒に準備をし、万全の体制で面談に臨み、ブライアンが自分の経験やチームのビジョンを語っているのを真剣に聞いていた。今週になって初めて、ブライアンが私たちとの面談に対して違った印象を持っていたことを知り、残念に思い、ショックを受けている」

「あの朝、ブライアンが私の外見や精神状態を勝手に決めつけたことは主観的であり、間違っている。そして私は傷ついた。彼が言うように、私が“だらしなく”見えたとしたのなら、それはデンバーでの別の面談の直後、真夜中に飛行機に乗り、空いていた唯一の時間帯に合わせて数時間の睡眠しか取れていなかったからだ」

「私はブライアンとは誠実な面談を行い、2019年にわれわれのヘッドコーチ職に就く他の候補者と同じように検討し、平等な機会を与えた」

黒人であるフローレスは火曜日にマンハッタンの連邦裁判所にNFLと3つのチーム(ブロンコス、ドルフィンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ)を提訴し、リーグによる人種差別的な雇用慣行やその他の形式による人種差別があったと訴えている。

この訴訟でフローレスは、ブロンコスが自分と面談をしたのはルーニールールを満たすためだけであり、当時のジェネラルマネジャー(GM)だったエルウェイやCEOのジョー・エリスらは、面談に1時間遅れて到着し、「だらしない」様子で、「前夜に(大量に)飲酒していたことは明らかだった」と主張している。

ブロンコスは火曜日に発表した声明の中でフローレスの申し立ては「明らかに虚偽」であり、「ヘッドコーチ職に最もふさわしい候補者を決定するためのプロセスは徹底されており、公正であった」と述べた。ブロンコスは2019年に白人であるビック・ファンジオをヘッドコーチとして採用し、3シーズンを終えた先月に解雇している。

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