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全体2位からのトレードダウンの可能性について「動き回ることを決して恐れてはいない」とライオンズGMホームズ

2022年02月04日(金) 13:16


デトロイト・ライオンズのブラッド・ホームズ【AP Photo/Carlos Osorio】

2022年ドラフトで全体2位指名権を保持しているデトロイト・ライオンズは、今季に3勝しか挙げていないロースターを動かす必要がある中で、より多くの武器を獲得するためにトレードダウンする可能性がある。

ライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズは今週、アラバマ州モービルで開催されたシニアボウルで『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに対して高順位の指名権のトレードを検討していると明かした。

ホームズGMは「私はいつでも、何に対してもオープンだ。今はまだ初期段階であり、クラスの感触もよく、プロセスの中での現段階としては昨年よりずっといいところにいる。しかし、それでも、まだまだやるべきことは多くある。とはいえ、動き回ることを決して恐れてはいないため、われわれが常にビジネスする準備ができているのは間違いない」と述べている。

2022年ドラフトの頂点に立つ確実なフランチャイズクオーターバックが不在の状況でトレードダウンするのは困難かもしれない。上位10位の指名権を持つチームには、ライオンズのように追加のドラフト資産を蓄えるためにトレードダウンを望むチームがいくつかありそうだが、一方でQB以外のポジションのために順位を上げることを望むトレード相手を見つけるのは難しいだろう。

昨オフシーズンにクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとのトレードでロサンゼルス・ラムズの2022年1巡目指名権を獲得したライオンズは、1巡目の全体2位指名権を保有しており、第56回スーパーボウルのラムズ対シンシナティ・ベンガルズの結果次第で全体31位あるいは32位でも指名することになる。

ライオンズはエッジラッシャーからワイドレシーバー(WR)、クオーターバックまで、ロースターの至るところで人材が足りていない。

浮き沈みの激しい2021年シーズンを経て、ライオンズではジャレッド・ゴフがひとまずQBを務めている。2022年ドラフトではこのポジションに疑問符がついており、ライオンズはクオーターバックの問題解決を先送りにしてもう1シーズン、ゴフを起用するかもしれない。しかしながら、ライオンズがドラフト期間中のどこかの時点で、若手のシグナルコーラーを加えて育成することも理にかなっていると言えよう。

ライオンズの今後を担うクオーターバックに関する質問をされたホームズGMは、ゴフに対する熱意のなさを覗かせつつ、こうコメントした。

「ジャレッドは2022年に向けて、このオフシーズンに何をしなければならないか分かっている。彼は進歩を見せなければならない。後半はうまくやり遂げてシーズンを終えた。序盤は逆境に立たされたが、最後まで諦めず、いいプレーをしたのは良かった。しかし、彼は再び姿を現してそれをやり遂げ、競争に勝たなければならない」

ゴフが誰と競い合うかは現段階では未知数だ。ライオンズのコーチングスタッフはシニアボウルでリバティー大学のマリク・ウィリスやノースカロライナ大学のサム・ハウウェル、ウエスタンケンタッキー大学のベイリー・ザッペと共に取り組んでいる。また、ライオンズはシニアボウル週間にピッツバーグ大学のケニー・ピケットや、シンシナティ大学のデズモンド・リダー、ネバダ大学のカーソン・ストロングについても詳しく吟味するだろう。

【RA】