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ジャガーズ新HCにダグ・ペダーソン

2022年02月04日(金) 15:58

ダグ・ペダーソン【NFL】

ジャクソンビル・ジャガーズの長いヘッドコーチ(HC)探しがついに終わった。そして、ダグ・ペダーソンの新しい時代が始まる。

ジャガーズが元フィラデルフィア・イーグルスHCで第52回スーパーボウルチャンピオンのペダーソンを新HCに迎えることで原則合意に至ったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(木)の夜に報じた。ジャガーズが波乱に満ちた初年度を送っていたアーバン・マイヤー元HCを解雇してから7週間が経っていた。

ジャガーズオーナーのシャド・カーンはカレッジフットボールで3度のナショナルチャンピオンに輝いたアーバン・マイヤー元HCを起用したとき、金メダルを獲得したような思いだと話していた。だが、今度のジャガーズにはスーパーボウルウイナーがいる。

「ダグ・ペダーソンは4年前に初めてのワールドチャンピオンシップ制覇を目指すチームのヘッドコーチとしてスーパーボウルで勝利した」とカーンは声明で述べている。

「ダグがそのマジックをここジャクソンビルでも再現することを望んでいるが、確かなのは彼がナショナル・フットボール・リーグで勝てるヘッドコーチとしてのリーダーシップと経験を証明済みだということだ。それこそ、われわれの選手たちにふさわしい。このことと彼の攻撃面での見識を考えれば、私がなぜダグ・ペダーソンをジャクソンビル・ジャガーズの新ヘッドコーチに迎えることを誇らしく思っているかは分かるはずだ。ファンもダグとその家族を温かくデュバルに迎えると私には分かっているし、個人的にもわれわれがこのチーム、この街、このコミュニティに思い描いているすべてのことの一部としてダグがいることを楽しみにしている」

イーグルスでの5年間で成功を収めたペダーソンは、1年間、現場から遠ざかっていた。際立っていたのは2017年で、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツがMVP級のスタートを切った後、QBニック・フォールズが昨年度王者のニューイングランド・ペイトリオッツを大舞台で退けている。

今後のペダーソンの主なタスクの一つは、2021年ドラフトの全体1位で指名されたQBトレバー・ローレンスの育成だ。厳しいルーキーシーズンを送ったローレンスだが、その中でも過去10年で最も有望なQBだと評価された所以である、驚くほどのフィジカルな才能を垣間見せてきた。アレックス・スミスやフォールズ、ウェンツといったQBたちのベストを引き出してきたペダーソンの経験が、決定的な要素になったのかもしれない。

ジャガーズが面談してきた多くの候補者たちの中で、最終選考に残っていた人物としては他にラスベガス・レイダースのスペシャルチームコーディネーターであり、暫定HCを務めたリッチ・ビサッチアや、タンパベイ・バッカニアーズの攻撃コーディネーター(OC)バイロン・レフトウィッチらがいる。

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