FAを前にカーディナルスへの復帰を望むRBコナー
2022年02月05日(土) 09:42アリゾナ・カーディナルスでの初年度にキャリー202回で752ヤード、タッチダウンラン15回を記録するなど、モンスター級のシーズンを過ごしたランニングバック(RB)ジェームズ・コナーは、フリーエージェント(FA)になることが決まっている。
プロボウルに選出された経歴を持つコナーは、破壊的なランナーやゴールライン付近で違いを生み出す優秀な人材になれることを証明し、パスキャッチャーとしてもその実力を伸ばした(ターゲット39回でキャッチ37回、375ヤード、タッチダウンキャッチ3回)。
コナーはピッツバーグ・スティーラーズ時代の終盤にケガに苦しんだ後、カーディナルスと1年175万ドル(約2億円)の契約を結んでいる。
26歳のコナーはチーム公式サイトのダニ・スレックに対し、このオフシーズンにぜひアリゾナに戻りたいとして次のようにコメントした。
「彼らが与えてくれたチャンスと(アリゾナで)築いてきた人間関係とともに、これからも続けていきたい。でも、フリーエージェントだから、次に何が起こるかは楽しみだ。俺は信念を持った人間だから、きっとうまくいくと信じている」
コナーはフリーエージェントになろうとしているトップランニングバックの1人としてオフシーズンを迎えている。チームはランニングバックに大金を投じないものだが、2021年に優れたシーズンを過ごしたコナーには堅実な市場があるだろう。
特に、仲間のRBチェイス・エドモンズもフリーエージェントになろうとしている中で、双方が取り決めにこぎつけられれば、コナーがカーディナルスに復帰するのは理にかなっていると言えよう。
ディアンドレ・ホプキンスを除いて、カーディナルスの主力選手のほぼすべてがフリーエージェントになる予定だ。コナーとエドモンズに加えて、ワイドレシーバー(WR)のクリスチャン・カークとA.J.グリーン、タイトエンド(TE)のザック・アーツとマックス・ウイリアムスがオープンマーケットに出ていく。この6人は2021年シーズンにカーディナルスのランヤードの65%とパスヤードの71%を占めていた。
サラリーキャップに悩まされているカーディナルスにとっては、コナーを引き留められるかどうかということから始まる、難しい選択を迫られる興味深いオフシーズンになりそうだ。
【RA】