パッカーズが元レイダース暫定HCのビサッチアをスペシャルチームコーチに
2022年02月08日(火) 09:29グリーンベイ・パッカーズはこのオフシーズンに、破滅的な結果に終わったスペシャルチームユニットの大幅アップグレードを必要としている。その部分でヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーが大きな動きに出た。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に現地7日(月)に伝えたところによれば、パッカーズは元ラスベガス・レイダース暫定HCのリッチ・ビサッチアを新たなスペシャルチームコーチに迎えるという。
ポストシーズンにサンフランシスコ・49ersに敗れたパッカーズがスペシャルチームコーディネーターのモーリス・ドレイトンを解雇してから2週間経っていない。
パッカーズのスペシャルチームユニットはシーズン全体で苦戦していた。プレーオフで敗れた49ers戦で底を打つ前から、『Football Outsiders(フットボール・アウトサイダーズ)』のDVOA(ディフェンスアジャスティッド・バリュー・オーバー・アベレージ)メトリクスの最下位に沈んでいる。49ers戦の前半ではフィールドゴールをブロックされ、1スコアゲームにとどめられていた。その後、49ersは残り5分でパントをブロックし、タッチダウンを決めて結果を変えている。さらに悪いことには、49ersが決勝点となるフィールドゴールに成功したとき、パッカーズは10名しかフィールドにいなかった。
ラフルアーHCはこの試合の後、パッカーズを苦しめた思わぬ落とし穴を避けるべく、スペシャルチームユニットには変化が必要だと話していた。
ビサッチアの起用は見事な戦略だ。
61歳のビサッチアは2002年のタンパベイ・バッカニアーズ時代からトップクラスのスペシャルチームコーディネーターだった。過去4シーズンはレイダースのスペシャルチームコーディネーター兼アシスタントヘッドコーチを務めている。2021年シーズンはジョン・グルーデンの解雇を受けて暫定HCに就任し、レイダースをプレーオフに導いた。
リーグ内で尊敬されているビサッチアであれば、パッカーズのスペシャルチームにすぐに信頼性をもたらすだろう。2022年のユニットはリーグ最下位の位置から急速に立て直すかもしれない。
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