クオーターバック（QB）パトリック・マホームスはカンザスシティ・チーフスが最後の瞬間にシンシナティ・ベンガルズに敗れたAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップ戦を簡単には忘れられないだろう。

2022年プロボウルの開催中、マホームズは『ESPN』のリサ・ソルターズに、スーパーボウルに届かなかったことに今も心を痛めていると語った。

マホームズは「まだつらいんだ。スーパーボウルには行きたいけれど、今も楽しんでいる。プロボウルに選ばれるのは名誉だし、たくさんのチームメイトと一緒にプロボウルに来て、皆の家族に会えるのは、シーズンの締めくくりとしていい形じゃないかな」と話している。

オーバータイムでの敗戦を乗り越えるのにどれくらいかかりそうか聞かれたマホームズは、少なくとも1年はかかると答えた。

「まだ乗り越えてない。少なくとも、別のスーパーボウルでプレーするまで吹っ切れないと思う。だから、それをモチベーションにして前に進んでいくよ」とマホームズは言う。

マホームズとチーフスはAFCチャンピオンシップ戦でスタートダッシュを決め、最初の3回のポゼッションでタッチダウンをマークしていた。しかし、残りの部分ではわずか3ポイントの獲得にとどまり、攻勢に転じたベンガルズが勝負をオーバータイムに持ち込む。オーバータイムの最初のポゼッションでマホームズがワイドレシーバー（WR）タイリーク・ヒルに投じたディープパスはインターセプトされ、ベンガルズのフィールドゴールにつながった。

先発QBとしての4シーズンのすべてで、マホームズはAFCチャンピオンシップ戦に出場してきた。勝利が2回、敗北が2回となっており、元MVPのマホームズは今年の敗北は間違いなくオフシーズンの間のトレーニングのモチベーションになると話している。

「ああ、俺たちはこのプロセスをもう1回やらなきゃならない。このリーグでは毎年一から始めるんだ。もっと良くなって、毎日良くなって、スーパーボウルに行くチャンスをつかむって気持ちでいかなきゃならない」とマホームズは言う。

マホームズをセンターの後ろに据えたチーフスは、いつでもスーパーボウルに戻るチャンスをつかんできた。もう一度それを繰り返すことがマホームズの狙いだ。

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