【2016年第1週】圧倒的なパフォーマンスで49ersが快勝
2016年09月13日(火) 14:45現地12日(月)、サンフランシスコ・49ersは今季開幕戦でロサンゼルス・ラムズと対決、新コーチ(HC)チップ・ケリー率いる49ersがラムズを圧倒し、28対0で快勝した。
今年のドラフト全体1位で指名されたラムズのルーキークオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフはプレーせず、NFL5年目のケイス・キーナムがラムズの先発QBを務めている。
国歌斉唱の際に起立を拒否したことで物議を醸していた昨年のエースQBコリン・キャパニックの代わりに49ersの先発QBを務めたブレイン・ギャバートは、立ち上がりから落ち着いた様子でプレーした。HCケリーが好むテンポの早いオフェンスでラムズ守備を攻め立て、第1クオーターにはランニングバック(RB)カルロス・ハイドが11ヤードを走ってタッチダウンを決め、49ersが先制。
昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたラムズのRBトッド・ガーリーは前半11キャリー、28ヤードと49ersディフェンスに封じ込まれ、存在感を示せなかった。2015年度のドラフトで、1巡目全体17位で49ersから指名を受けたディフェンシブエンド(DE)エリック・アームステッドが1サックを決めるなど、大学時代のコーチでもあるHCケリーの期待に応えている。
第2クオーターにはRBショーン・ドローンが3ヤードを走ってタッチダウンを決め、14対0に点差を広げた49ersはそのまま前半を折り返した。
第3クオーターに入っても49ers守備陣の勢いは止まらず、アウトサイドラインバッカー(OLB)レイ・レイ・アームストロングがキーナムのパスをインターセプトするなどし、ラムズ攻撃陣に一切隙を与えなることがなかった。今年のドラフトで獲得したDEディフォレスト・バックナーも徹底的なランディフェンスで素晴らしい活躍を見せた。
49ersは第4クオーターにもハイドがこの日2度目のタッチダウン。これで試合を完全に決定づけた。試合時間2分あまりを残した時点でHCケリーはキャパニックを投入したものの、特に活躍はないまま試合を終えている。
ギャバートはパス33回中22回成功、170ヤード、1タッチダウンを投げ、QBながら9キャリー、43ヤードを走って勝利に貢献した。
今シーズンの活躍が大いに期待されているガーリーは結果的に17キャリー、47ヤード、0タッチダウンで試合を終え、いまひとつの滑り出しとなった。