クオーターバック（QB）デレック・カーのラスベガス・レイダースでの将来はもう何年も危ぶまれていた。元ヘッドコーチ（HC）のジョン・グルーデンは、彼を全面的にサポートする機会があってもそれを放置することが多かった。

新しいHCにジョシュ・マクダニエルズが、ジェネラルマネジャー（GM）にデイブ・ジグラーが正式に就任したことで、カーはようやくこれまで得られなかったサポートを受けることができそうだ。

情報筋によると、レイダースはカーを先発QBとして起用する前提で進めており、当面ラスベガスに留めるための契約延長について話し合う準備をしているという。カーは契約を1年残しており、約2,000万ドル（約23億円）を受け取ることになっている。

数週間にわたってレイダースがコーチを探している間にチームとカーは互いに次の決断を迫られ、カーは自分の将来についてじっくりと考えていた。情報筋によれば、カーが新しいコーチとして一番に望んでいたのは、実際にチームが採用したコーチだったとのことだ。過去には、マクダニエルズHCとジグラーGMが3度のプロボウラーであるカーを気に入るあまり、彼のトレードを検討したこともあったという。

そうする必要はなくなった。

カーは市場の最高水準に近い契約延長を獲得しており、これからまた好条件な短期契約を結べるかもしれない。QBを必要としているチームにとってカーはこのオフシーズンの最重要ターゲットとなるだろうが、現在の計画が破綻しない限り、それらのチームは別の場所を探すしかないだろう。

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