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スーパーボウル後に契約延長に合意する見込みのラムズQBスタッフォード

2022年02月14日(月) 10:23


ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードを獲得するための大型トレードから1年が経ち、ロサンゼルス・ラムズは第56回スーパーボウルでの優勝を争っているところだ。ラムズ幹部はスタッフォードをQBに据えて、今後何年も成功し続けたいと考えている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地13日(日)に伝えたところによると、スタッフォードのエージェントとラムズはシーズン終了後に契約延長の成立を検討しているという。スタッフォードは2022年に現行契約の最終年を迎え、2,300万ドル(約26億6,000万円)を受け取る予定だ。

ラムズのジェネラルマネジャー(GM)であるレス・スニードは先週にラポポートに対し、スタッフォードを獲得するためのトレードは2021年だけではなく、今後数年間を見据えてのものだったと語っている。ラポポートによれば、スニードGMは契約延長を達成できると確信しているとのこと。

ラムズでの初年度ですべての試合に先発出場した34歳のスタッフォードは、チームを12勝5敗に導く中でシングルシーズンでのパス成功数(404回)、パスヤード(4,886)、タッチダウン数(41回)でフランチャイズレコードを更新。レギュラーシーズンでの成功に続き、プレーオフで3勝を挙げてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップを制した。デトロイト・ライオンズで過ごした12シーズンを経て、ポストシーズンでの戦績はキャリアを通して3勝3敗となっている。

スタッフォードがショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)の下で成功を収めているのは明らかであり、チームとしてはスタッフォードを長期的に確保することが最重要事項となっているものの、スニードGMはこのオフシーズンにスタッフォード以外の契約についても考えなければならない。

ラムズが2021年シーズンの途中で獲得したワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムとアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーは、今オフシーズンにフリーエージェント(FA)になる予定だ。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロは、ミラーがラムズでの活動を楽しんでおり、チームも同じ気持ちだと伝えている。復帰は可能だが、ガラフォロによれば、今回初めてフリーエージェントになるミラーは十分にその市況を見ると考えられているという。ガラフォロは、もうすぐ33歳になるミラーはしっかりと体の回復に時間を費やした後にまだまだ良いフットボールをする力が残っているとつけ加えた。

ベッカムは今週、ラムズに残るためには報酬を犠牲にすることもいとわないと語っており、ラムズでの幸福度を示している。ベッカムは昨年11月5日にクリーブランド・ブラウンズから放出された後、ラムズと最大450万ドル(約5億2,000万円)の1年契約を結んでいた。

ラムズにとってスタッフォードの保持はオフシーズンを通して最も重要になるだろうとラポポートはつけ加えている。それがスーパーボウルチームを維持するための最初の一手となるかもしれない。

【RA】