TEグロンコウスキーのプレー続行を望むブレイディ、「間違いなく彼にはやれる」
2022年02月16日(水) 11:34タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが2022年に再び戦いの場にやってくるのか、それとも2度目の引退生活に入るのかは、誰もが疑問に思う点だ。しかし、グロンコウスキーと組んでいた元クオーターバック(QB)は、プレー続行を望んでいるようだ。すでに11シーズンを送ってきたグロンコウスキーだが、この元QBによればグロンコウスキーはまだまだ戦えるという。
2020年にタンパベイ・バッカニアーズに移ったことでグロンコウスキーを1年の引退から呼び戻したトム・ブレイディは、オールプロに4度選ばれたグロンコウスキーには力がたっぷり残されていると考えている。
ブレイディは『Sirius XM(シリウスXM)』のポッドキャストで、自らホストを務める“Let’s Go, with Tom Brady, Larry Fitzgerald and Jim Gray(トム・ブレイディとラリー・フィッツジェラルド、ジム・グレイのレッツ・ゴー)”の中で次のように話した。
「僕には分からない。確かに、(グロンコウスキーがプレーすることを)望んでいるよ。基本的には彼がNFLに来たときから練習やプレーを見てきた。間違いなく彼にはやれる。僕ら全員にとって、それは大きな責任だ。プレーし続けるというのは、大きな責任なんだ。そして、彼が進んでその責任を担うときには、止められないプレーヤーになることを僕は知っている」
「彼がどんな人間であるか、彼の人格や、自分がやっていることにもたらすものを思えば、彼には人生のあらゆる面でたくさんのチャンスがある。だから、僕はそう望んでいる。この難しい決断に直面し、プレーを続けることのリスクと恩恵を考えなければならない選手はたくさん出てくる。でも、グロンクは僕が大好きな人だ。彼は僕の心を動かす人間で、心を揺らす友人であり、チームメイト。それに、彼がいた方がフットボールはずっと良くなると思う」
グロンコウスキーがフィールド上で長くブレイディと築いてきた関係をこれ以上なく表しているのは、バッカニアーズがカンザスシティ・チーフスを相手に31対9で勝利した第55回スーパーボウルで決めた2つのタッチダウンだろう。そのブレイディとの絆がない状態で前進していくのは、グロンコウスキーにとって厳しい条件になる。それでも、バッカニアーズ側は希望を持っており、ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは無制限フリーエージェントになるグロンコウスキーの未来が必ずしもブレイディのそれと連動しているわけではないと考えている。
グロンコウスキーとしては、ブレイディの引退自体が本当なのかを確信できていないようだ。
『USA Today(USAトゥデイ)』によれば、グロンコウスキーは金曜日に「彼なら何歳でもプレーできる。50歳になったってカムバックできるぜ。彼は戻ってくると思うけれど、数年後になるかな。彼はビーストさ。いつでもプレーできる」と語ったという。
グロンコウスキーは2022年シーズンが始まるまでに33歳になる。それでも、バッカニアーズでの2シーズンにレギュラーシーズン28試合で残したキャッチ100回、1,425ヤード、タッチダウン13回という数字を見れば、グロンコウスキーが今もハイレベルなプレーができることに疑いの余地はない。より大きな疑問は、タンパベイであれ、それ以外の場所であれ、グロンコウスキー自身がプレー続行を望むかどうかだ。
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