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ラムズOCオコンネルを新HCに据える契約をまとめるバイキングス

2022年02月16日(水) 12:20


ロサンゼルス・ラムズのケビン・オコンネル【AP Photo/Alex Menendez】

マイク・ジマーに代わるミネソタ・バイキングスの新ヘッドコーチ(HC)としてチームと合意に至っていたケビン・オコンネルが、ついにパープルに身を包む。

バイキングスがロサンゼルス・ラムズの攻撃コーディネーター(OC)であるオコンネルとの契約を完了しつつあると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。正式な発表は間もなくと見られ、オコンネルの記者会見が現地17日(木)に予定されているとラポポートはつけ加えた。

ラポポートと『NFLネットワーク』のトム・ペリセロはオコンネルがバイキングスのヘッドコーチに選ばれる見通しだと2月2日に伝えていたものの、ラムズが第56回スーパーボウルに出場したことで、この契約は試合が終わるまで完了できない状態となっていた。

バイキングスの最終候補にはラムズ守備コーディネーター(DC)ラヒーム・モリス、ニューヨーク・ジャイアンツDCパトリック・グラハム、ミシガン大学HCジム・ハーボーが含まれていた。

オコンネルがヘッドコーチに就任するのはこれが初めて。アシスタントとしてクリーブランド・ブラウンズやサンフランシスコ・49ersに在籍してきたオコンネルは、2019年にワシントンで攻撃コーディネーターを務めている。

38歳のオコンネルは元ボスであるショーン・マクベイに次ぎ、NFLで2番目に若いヘッドコーチとなる。

オコンネルが率いていくことになるバイキングスは、8勝9敗を記録した2021年にポストシーズンに一歩届かなかった。バイキングスでフリーエージェントになる主要選手の多くが守備選手であり――アウトサイドラインバッカー(OLB)アンソニー・バー、コーナーバック(CB)パトリック・ピーターソン、フリーセーフティ(FS)ゼイビア・ウッズらを含む――、攻撃面ではほとんどの選手が戻ってくる。そういった状況の中で、オコンネルがラムズで使ってきた攻撃をオコンネルが選ぶOCが導入するのであれば、その恩恵はスターランニングバック(RB)ダルヴィン・クックだけではなく、昨年の大部分で止められない力を発揮したクオーターバック(QB)カーク・カズンズとワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンのパスコンビにもいきわたるだろう。

オコンネルのバイキングスでの最初のシーズンは、カズンズのチームとの現行契約の最終年にあたる。カズンズが2022年シーズンの後もバイキングスの先発QBであるには、1年でオコンネルや攻撃スタッフとの関係を築くことが重要になってくる。

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